キース・ジャレットといえば有名なのは「ケルン・コンサート」、だけどあれのどこが良いのかさっぱりわからない。あんな退屈なものを、なんでみんな絶賛するのだろう。つい最近までずっとそう思っていた。ところが最近ふとしたきっかけでこのアルバムを聴くことがあり、己の不明を深く恥じることとなった。
- アーティスト: キース・ジャレット
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2003/04/23
- メディア: CD
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タワーレコードは今、ジャズの名盤が安い。このCDも、15%オフだった。めずらしくAmazonよりも安く買えた。しかも輸入盤より国内盤の方が安いときた。ということでタワレコなんば店で購入。
なんだ、やっぱりすごく良いじゃないか。なぜこれを退屈だと思ったのだろう?
すごく美しい、なんていうとあまりに陳腐にすぎる。だけど、じゃあ一体なんと言えば良い?
相変わらずところどころでキースの奇声が聞かれるが、そんなものでこの演奏の価値は損なわれない。
…いや、やっぱりところどころ、ちょっとうるさいな。あの声だけは、どうもね。