野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

やっぱりあの眉毛にはかなわない

「ビジネスモデル・イノベーション」というのを読んでみまして。 ビジネスモデルイノベーション―知を価値に転換する賢慮の戦略論作者: 野中郁次郎,徳岡晃一郎出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2012/08メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブ…

Camicie per Giapponese

この前の出張でミラノへ行った時にシャツを買った。チェントロチッタで一枚買ったのに加え、実はフランクフルトへ移動する前に、リナーテ空港内にあった店でもう一枚買っていたんである。今週これらのシャツを着てみたところ、いずれもやたらに裄丈が長いと…

これぞアンビエントの名盤

ブライアン・イーノ博士が新譜を出しておられるようですな。 でもそちらはとりあえずスルーさせていただいて、今から30年も前にリリースされた"Ambient 4: On Land"を購入した。 On Land: Ambient 4/Remasteredアーティスト: Brian Eno出版社/メーカー: Virg…

ドビュッシー聴き比べ

ドビュッシーの10枚組ボックスセットに入っていたオーケストラものが意外と良かった。マルケヴィチ指揮の「牧神の午後への前奏曲」や、モントゥーの「夜想曲」、そしてアンゲルブレシュトによる「交響詩『海』」、「管弦楽のための『映像』」など。しかしこ…

想像力の代償は恐怖だ

「元気でいてよ、R2-D2。」て、これまたけったいなタイトルですなぁ。 元気でいてよ、R2-D2。 (集英社文庫)作者: 北村薫出版社/メーカー: 集英社発売日: 2012/08/21メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る と思ったけど、…

グレコ狩り

京都みなみ会館で「タルコフスキー生誕80周年記念映画祭」を開催中である。本日は14:45より「ノスタルジア」を上映、とのことだったので、観に行く予定にしていた。DVDは持っているが映画館の大スクリーンで観るのも良さそうだし。 13時過ぎまで豊中あたりで…

映画も観ないとね

「まほろ駅前多田便利軒」の続編、「まほろ駅前番外地」が文庫化された。先日の海外出張に持って行ったのは良いが、行きの機内で数時間で読んでしまい、あとはただ荷物になってしまって難儀した。やめときゃよかった。 まほろ駅前番外地 (文春文庫)作者: 三…

ガンズはすでに懐メロですよ

今回の出張で、行き帰りの飛行機で観た映画3本。 「画皮II」 中国映画で英語字幕、ということでどうもちょっと難儀したが、意外と面白かった。ワイヤーアクションはもう食傷ぎみだし、特撮も安っぽいけどね。それでも、前記のハンディキャップのせいでストー…

やっぱり米だろ

無事に帰国いたしました。過去2回のドイツ出張はバーゼルまたはミュンヘン発でフランクフルト乗り換え、だったのが今回はフランクフルト発で関空まで直行、というのに加えて3列並びの座席を独占状態だったため横になって眠ることができ、だいぶ楽だった。 空…

Ich aß zwei Frankfurter Würstchen und trank ein Glass Weizen.

いよいよ日本に帰る。午前10時過ぎにフランクフルト空港に来てしまったが、フライトは13:40だ。とりあえずチェックインしてみたら、意外と空席があり、座席の変更ができた。予約時には満席で、通路側の席を希望したのだが窓側になっていたのだ。 ずいぶんと…

Gingen wir in den Frankfurter Dom wieder.

フランクフルト最終日、朝8時から昨日と同じ客先でミーティングだった。ドイツ人というか化学業界のみなさんは朝早いのか。午前中で予定は終了し、会社の立派なカフェテリアで昼食をごちそうになった。周辺に何もないところだから、来客等のためにあんな立派…

Ich kann nicht mehr essen.

フランクフルト近郊にある、とある化学メーカーを訪問した。大手メーカーはどこもセキュリティが厳しいから、入構時に身分証明書の提出を求められたりPCのシリアル番号を控えられたり携帯電話を取り上げられたり、なんてのはまあわりと普通にあって想定の範…

後半戦の開始に向けて

ミラノからフランクフルトへ移動した。フランクフルトは寒いだろうと覚悟していたがそれほどでもなく、まずは一安心。それにしてもこの時季のヨーロッパに特有の曇天で、どうもあまり心踊るものではない。 事前に調べておくべきだったのだが、空港からホテル…

Ho comprato una camicia e tre bottiglie di vino in Milano.

ミラノ最終日でかつ土曜日でオフ、というわけでチェントロチッタへ。とりあえずドゥオモをめざすわけですな。 昼のドゥオモ。 これホントにイタリア人の仕事なの?ってぐらい精緻なつくりに感心しきり。 内部はそりゃもう圧巻ですよ。昨年行ったサグラダファ…

順調に増量中

出張の前半戦・ミラノ編の仕事はとりあえず本日で終了。例によって6時半ぐらいからアペリティーヴォ。さすがに前日までの教訓を活かして穏健に、ビール一杯だけ。今夜は駐在員と出張者で日本人ばかり4名なので、タクシーでチェントロチッタへ。店が開くまで…

Non posso mangiare di più!

ミラノ出張、初日の予定はつつがなく終了した。ディナーまでの時間はホテルのバーでアペリティーヴォ。スプマンテを注文したら、こんなスプリッツァを作ってくれた。 うまいけどいささか甘いですな。こちらのリストランテは午後8時ぐらいにならないとオープ…

やりすぎミラノ

出張でミラノに来てます。 いつものルフトハンザ航空LH741でフランクフルト乗り換え、リナーテ空港へ。何の問題もなく、順調にミラノに到着いたしました。 午後7時ごろにホテルにチェックインして、とりあえず現地のマネージャーおよび他の出張者と合流し夕…

クララが歩いた

お、「天国はまだ遠く」って映画にもなってたんか。 天国はまだ遠く (新潮文庫)作者: 瀬尾まいこ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/10メディア: 文庫 クリック: 17回この商品を含むブログ (163件) を見る 何をやってもうまくいかない若いおねいさんが、僻…

夏の入り口よりは良いと思いますが

「オモロマンティック・ボム!」てなんかけったいなタイトルですな、と思いながら。 オモロマンティック・ボム! (新潮文庫)作者: 川上未映子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/06/27メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る 小説…

御大、国家と美を語る

先日の「死を想え」に続いては、「美への渇き」。 いまを生きるための教室美への渇き (角川文庫)作者: 多田富雄,吉本隆明,ほか出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/05/25メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 今度は御…

生ノラ

半年ほども前から予約していた、ノラ・ジョーンズ大阪公演、行ってきましたよ。そんな先のことなんか言われてもなぁ、と思っていたけど、いつの間にか当日ですがな。当たり前だけど。 会場は梅田芸術劇場。先行予約で取ったのに2階席でちょっと残念だが、ま…

いろんな意味でタフですな

鬼頭つぐるさん、茨木でライブです。そして茨木でライブといえばvaughanです。 前回7月のときは、月曜日で素人飛び入り参加企画の日だったため鬼頭さんはほんの数曲しかやってない。けど今回はワンマンだからたっぷりと。 金曜日なのでとっとと仕事を終わら…

丸呑みせずによく噛んで

「いまを生きるための教室」なんて本があって、なんでも10年ぐらい前に出ていたらしい。それが今回、若干の修正を加えたかたちで文庫化の運びとなった、と。 んでそのうちのひとつ「死を想え」。国語、社会、英語、数学、などなどの「教科」ごとに各界の専門…

ソニー陥落

アメリカ大統領、オバマ再選ですか。接戦でしたなあ。ま、それはそうとして、個人的に画期的なのは、iTunes Storeでソニーミュージック系のアーティストの曲を扱い始めたことですな。ユニコーン(奥田民生)、米米クラブ、浜田省吾、佐野元春、尾崎豊、松田…

アホな人とダメな人は違うんです

ほむらさんの「整形前夜」を読んだんですな。 整形前夜 (講談社文庫)作者: 穂村弘出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/07/13メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 5回この商品を含むブログ (9件) を見る いつものように、アカン人っぷり炸裂、と思ったらちょ…

ディープ大阪を読み解く

以前「アースダイバー」を読んだときに、うっわ面白いなーこれ、大阪版もやってくれないかなーと思ったものだ。 ついに出ましたね、「大阪アースダイバー」。 大阪アースダイバー作者: 中沢新一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/10/11メディア: 単行本(…

シャガール今年3回目だわ

快晴の日曜日。やっと行きましたよ、京都文化博物館にて開催中のシャガール展。 関西でシャガール展があれば、必ず行っているのだが、それでも初めて見る作品というのが必ずある。一体どれだけの作品を残したのだ、シャガールよ。 今回の目玉は、「ユダヤ劇…

姫路てんこもり市顛末記

毎年11月3日は、妻が姫路まで遠征して荒稼ぎをすることになっている。したがってわたくしは運転手として動員される。といっても姫路まで行ったところで別に商売の手伝いをするわけでもないので、そこそこの時間を持て余すことになる。なので、大抵は映画など…

山岸巡査長キャラ立ちすぎだろ

最近よくテレビを観ているのですよ。 つい最近原作を読んだばかりの「ヒトリシズカ」、WOWOWでドラマ化されている。 http://www.wowow.co.jp/dramaw/hitorishizuka/ というわけで録画して、第2話まで観た。 これはなかなかすごい。第2話の「蛍蜘蛛」、主役(?…

霜降にKさんを囲む

JR茨木界隈は意外と侮れない、てな話はすでに何度か書いている。そんなJR茨木駅前を代表する名店(と俺様が認定した)、「九州」へ行ってきたんですな。 一応は「九州郷土料理」ということになっている。しかしけっこう沖縄料理もあれこれあったりなんかして…