野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

DON’T BELIEVE HIS LIES

日曜日の夜に『メメント』を観た。WOWOWクリストファー・ノーラン祭りをやっているのだ。

かなり久しぶりだ。20年ぶりぐらいだろうか。
短期の記憶ができない、つまり10分ほど前のことを片っ端から忘れていく男の話だ。というのは覚えていたが、その他の細かい内容についてはさっぱり。
そもそも話がわかりにくいのだ。一連の出来事を逆にたどりながら、物語の真相に近付いていくのだが、それぞれのフラグメントにおける時間は順方向に流れているからだ。そういえば『レザボア・ドッグス』もこんな造りじゃなかったか。
主人公のレナードは、自身の短期記憶に障害があることを自覚しているため、重要な情報についてはポラロイドで写真を撮り、自分の身体にタトゥーでメモしていく。ところがその記録も、自分の都合の良いように改変したり、消去したり、あるいはちょっとしたエラーが紛れ込んだりもする。そんな断片を繋ぎ合わせていくと、おいおいそんな話になっちまうのかよぐらいにねじ曲がったものが出来上がったりもする。でもこういう記憶の改竄・捏造・隠蔽って、普通の人間もけっこう無意識のうちにやってるよなあ、とも思う。
そして、とにかく複雑な展開なので、一所懸命に観ていると、だんだんとこちらの正気が失われていくような気分にもなる。
結局、真相はどうなのか。実際には何が起こったのか、についてはよくわからない。なんだかすごい映画だなあ。

いよいよ明けたようで

昨日は用事で出歩いていたので、走るとしたら今日しかない。
しかし午前中に市役所に行く用事がある。かと言って午後に走るなんてのは暑すぎて、良い考えとは言えない。
となると早朝に走るしかないじゃないか。
ということで6時過ぎに家を出て、さてどこに行こう、と例によって気分と成り行きで、おなじみの茨木カンツリー横経由での鉢伏自然歩道。
しかし今回はいつもより東側でR171を横断したため、大阪茨木墓苑横の激坂を上がることになってうんざり。すると何やら脇道があったので入ってみたら竹林のプチトレイルが。
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ここから宿久庄の集落、東村に抜けることができ、めでたくいつものルートにて鉢伏自然歩道にて粟生岩阪集落へ。
本日はここからさらに鉢伏山の北側に向かい、そちらから鉢伏自然歩道に入った。
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良い感じのトレイルだが、この辺ですでにへろへろで、もう走れない。ほとんど徒歩だ。
池の周辺の道はぬかるんでいるというより水が流れており、そもそもこの辺はちょっと走れまへんな。
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鉢伏山の南側から彩都方面にショートカットできるルートがあるので、そこをさっさと降りて彩都西駅からモノレールで帰宅。やってられまへんで。
そんなわけで本日は14km。
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これからますます暑くなるのに、今からこんんでは先が思いやられますな…

一日二杯は時代おくれでっせ

ついに痛風を発症してしまい、しかしながら10日ほど消炎鎮痛剤を服用し痛みが去った後の医師の診立ては「尿酸値は正常範囲内であり服薬により下げるほどでもない、よって経過観察」となった。


まあ無闇に薬飲むのもな。それにしても、そんなアホほどビール飲んでいるわけでもない(発症の前日には中瓶ビール一本と餃子とニラレバ炒めを食べたけど)のに痛風ってか。と嘆いているところに『痛風はビールを飲みながらでも治る!』などという衝撃的なタイトルの本を紹介いただいた。

著者は酒好きの痛風専門医。わたくしなど足下にも及ばないレベルで長年にわたりたくさんのお酒を召し上がっているうちに、ある日突然痛風の発作に見舞われたらしい。見事な「紺屋の白袴」ですな。
しかしこの著者、飲酒量だけでなくビールその他の酒(そしてプリン体リッチな各種の食品)に対する愛も並大抵ではない。痛風発症すなわち禁酒しなければならない(ご自身がずっと患者にはそのように指導してきた)、となったことによる絶望感に打ちのめされつつも、いやいや本当にビールはアカンのか、痛風の原因はビールだけではないはず、つまりビールを飲みながらでも治療する方法があったりするんちゃうんか、ということで自分自身の身体により各種の実験を積み重ねた。そしてついに、痛風への対処における画期的な方法論を見出した、というわけだ。
いわく、ビールはプリン体を含むので痛風を悪化させるので飲んではいけない、というのはガセである(ここ最重要)。
いや、ガセというのは言い過ぎかもしれない。ビールがプリン体を含むのも、他の酒に比べて含有量が多めなのも、またプリン体が尿酸値を上昇させ痛風の原因となるのも、すべて事実である。が、ビールを飲むことによる尿酸値上昇への寄与は、他の要因に比べると小さい、むしろ適量であれば飲んだ方が良い(ここも重要)ということのようだ。
大量の飲酒は尿酸値を上昇させる。これは著者ご自身の、そして後に有志の協力者による人体実験から確認された事実である。しかしながら、それはアルコール摂取量によって決まり、プリン体の量との関連は薄い。
となると問題は、いったい「大量の飲酒」とはどの程度を指すのか、ということになる。それは具体的に示されており、1日あたりビールでロング缶3本、日本酒3合程度、とのことである。
一方で「適量」はビール750ml、日本酒1.5合、ワイングラス2杯、といったところ。
実は尿酸値に影響するのは、大量の飲酒によるアルコール、ストレス、そして肥満である。したがい、体重をコントロールして肥満を避けられているのであれば、上記の「適量」程度の飲酒はストレス軽減にもつながり、むしろ尿酸値を下げる効果がある、ということになる。
すごい話だ。福音としか言いようがない。これで安心してビールが飲める。

ちなみに、人によっては強いストレスにさらされてしまうような事情というのもあるわけで、どれだけ生活習慣に注意しても、やはり高尿酸血症そして痛風を避けられなかったりもする。そのような場合には投薬治療も選択肢となる。が、これも尿酸値が高くなっている原因というかメカニズム(尿酸の産生過剰か、腎機能の不全か、あるいはその複合か)を個別にきっちり把握したうえで、適切な種類の薬を服用しなければならないらしい。
今回は「経過観察」になっているが、わたくしの場合も投薬治療となった場合、ちゃんとその辺を見極めたうえで薬を処方してくれるんだろうか?
そもそも、先日のあの親指の痛みは、本当に痛風だったのだろうか?この本を読んでからというもの、そんな疑問が湧いてきた。
血清尿酸値は血液検査をしないとわからないので、医師ではないわたくしには調べようがないが、尿のpHなら市販のキットで自分でも検査できるようだ。ちょっと検査キットを入手して、しばらくモニターしてみようかなと思ったりし始めているところだ。

草の根を分けても

今週はついに5日連続でリアル出勤してしまった。往復とも高速を使うことで、車通勤もそんなにしんどくはないかなと思ったが、さすがに5日目は嫌気が差してきて電車を使った。電車で通勤なんていったい何か月ぶりだろうか。
駅から会社まで距離があるのがちとダルいが、自分で1時間運転をすることを考えれば、やはり電車の方が楽だ。
先日購入したJabraのワイヤレスイヤホンも、やっと通勤デビューだ。
ところでこのワイヤレスイヤホン、届いて数日後の週末に、キングクリムゾンの"Beat"を聴きながら最寄り駅に向かう途中、左耳から脱落してしまった。
そして落ちたイヤホンは土手の草むらの中に。写真の左側のあたりだ。
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こらえらいこっちゃ、とそこらを探し回ったが見つからない。そうこうしているうちに時間切れとなってしまい、捜索を断念し駅へ向かった(整骨院の予約を入れていたのだ)。
しかし大枚はたいて買ったばかりのブツをそう簡単に諦めるわけにはいかない。いちおう当該の事案が発生した場所は目印含めて写真に残してある。翌日のランニングの帰りに、改めて現場を捜索した。
いやあ、見つかりましたねえ。なんでそれが昨日見つけられなかったのか、という感じの場所に。
夜の間に雨が降ったりもしていたのだけど、そこはさすがIP56防水を謳うだけのことはある。何事もなかったかのように動作している。
あきらめたらそこで試合終了ですよ、ってやつですね。

さて来週はどうやって通勤しようか。

今じゃアレフってのはよ

無限とは何か。限りが無い、ちゅうことですね。当たり前か。
そんなもん小学生でも知ってるわ、と言いたいところだけども、ちゃんと説明しようと思うと、意外と難しい。
けど無限ってそこら辺どこでも転がってたりする。無限がなければ微分積分フーリエ変換もできないし、マクスウェル方程式シュレーディンガー方程式も解けない。
とても重要な概念なんだろうな、というのはわかる。
とは言っても無限はどこまで行っても無限なのであって、無限の種類とか濃度とか、あの無限とこの無限はどっちが大きいとか濃いとか、そんなもん考えて何の意味があるのか、とわたくしなどは思ってしまう。
けれどもそれを本気で考えた数学者がいた。それがゲオルク・カントール
無限について少しでも真剣に考えようとすると、底知れない不安にとらわれる。まともな神経ではできない思考じゃないかと思う。だからカントールは結局、精神を病んでしまった。
カントールが提唱した(けどもついに立証できなかった)「連続体仮説」を、クルト・ゲーデルは偽であると証明しようとした。が、結局はそれもうまくいかず、ゲーデルもまた精神に失調をきたしてしまった。
無限について考えても、ロクなことはないのだ。
そういえばループ量子重力理論では、時間も空間も、無限に小さく分割することはできない、プランク時間プランク長が最小単位である、とか言ってたな。そうすると無限ってのはあくまで概念に過ぎず、実世界には存在しない、ということなのか?
まあそれはどちらでもよろしい。それよりも体重とか血圧とか尿酸値とか、最近ではさらに体温とか、わたくしには気にしなければならない数値が山ほどある。
そんな感じの『「無限」に魅入られた天才数学者たち』。

なかなか面白かった。

賛否両論を秤にかける

今朝はまたずいぶんと道が空いていてスムーズだった。
やはり雨が降っていないからか。
いや、家を出る時間が少し早かったからだろう。いつもより10分から15分ほど早めだったと思う。
それでも先日の開かずの踏切に引っかかった時に比べると、会社に着いた時間は40分以上早かった。踏切の待ち時間を考慮しても、軽く30分は早い。
つまり、午前7時前後の出発時間の差は非常にクリティカルで、これくらいの時間から加速度的に交通量が増えていき、出発時間の差に対して到着時間の差は何倍にもなるということなのだろうな。
それにしても、そろそろ電車通勤に戻す頃合いではないかという気がする。今朝のようにスムーズにいった場合と比べると、通勤時間は倍ほどにもなってしまうが、やはり車ばかりだと足腰が弱る。通勤中に本も読めないし、居眠りもできない。
雨の時は車がありがたいが、そろそろ梅雨も明けるし。
でも暑くなると、それもたまらんのよなー。
帰りに一杯引っかけられるようになれば、電車通勤に圧倒的なアドバンテージがあるのだけどね。
とりあえず今週いっぱいぐらいは車かな。来週どうするかはまた考える。

根本的な解決ではありませんが

本日は痛風で三度目の受診。
痛いですか?いやもうほとんど大丈夫です。ちょっと見せてみて。うーんちょっと赤味はあるけど腫れもひいとるね。
先週の血液検査の結果、尿酸値は6.6だったとのこと。
これくらいなら予防的に薬飲むほどでもないしなぁ、ということで「経過観察」となりました。
やれやれ、やっと薬が減ったぜ。
水分はしっかり摂らなあきまへんなあ。