野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ピアノでもイケる

先日タワーレコードの「ポイント3倍セール」に釣られてCDを買ったとき、グールドのCDが軒並み790円になっているのを発見し、ついでに買ってしまった。 Bach: Italian Concerto, Partitas no 1 & 2 / Glenn Gouldアーティスト: Bach,Gould出版社/メーカー: So…

農業の後にプロゴルフの人材育成を論じられても困るんだ

「2030年の食と農を考える」って、なんだかよくわからん本だ。 2030年の「食と農」を考える―三菱総研の総合未来読本 (フロネシス 2)作者: 三菱総合研究所出版社/メーカー: 丸善プラネット発売日: 2010/01/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品…

言っとくけど郷じゃないからな

昔、職場の先輩Fさんと二人でどこぞのバー(心斎橋あたりだったような気がする。泥酔していたので良く覚えてないけど)で飲んでいたときのこと。どういうわけか、あの、通りを歩いている女性の脚がジャケットになっているのは誰のアルバムだ、という話になっ…

イカ祭り

妻が夜に出かけるということで、たまには料理でもしてみよう。 イカが買ってあったので、マリネにしてみた。ニンジンとタマネギとナスとピーマン入れて、昼間のうちに仕込んでおいた。 さて夜になって食べてみたが、うーんまだ漬かりが浅いから野菜はもうち…

安奈vs玲子(vs美由紀)

あの「ジョーカー・ゲーム」シリーズの後、いったいどうするつもりなのよとちょっと心配していたのだが、何の問題もないようだ。 柳広司の新作「キング&クイーン」をブックファースト梅田店で買ったら、サイン入り初版本だった。相変わらず達筆な。そういえ…

ブブゼラ?

いやー昨夜のサッカーワールドカップ、日本×デンマーク戦は素晴らしかった。まったく目が離せなくて、今日は一日中眠くて仕方が無かったよ。 すみません嘘です。昨夜は12時過ぎに寝て、5時半まで熟睡してました。サッカーも大して(というか全然)興味ないん…

便利な一冊

わけあって「農業と食料のしくみ」なんて本を読んでみたりして。 農業を中心として、テクノロジーから歴史、政治、経済にいたるまで食料にまつわるあれやこれやが包括的、かつコンパクトにまとめられておりなかなかよくできた本ではないかと思う。ちょっと日…

禁断の味

明日は健康診断なので、午後9時以降は絶食、と言い渡されている。 なに、そんなもん賞味期限と一緒で、かなりのマージンをみて言ってるのだから、まあ午前0時くらいまでは大丈夫。ということで泡盛と残りワインを飲みましたです。ええ、美味しゅうございま…

村上春樹について語る時に僕の語ること

村上春樹の小説については、その魅力にすっかり取り憑かれてしまう人と、何が面白いのかさっぱりわからんという人の二種類に大きく分けられるようだ。 何を隠そうわたくしは前者に属する人種だ。「1Q84」はまだ読んでないけど。 村上ワールドを偏愛する人も…

黄金地球儀がまだだった

え、なんでまた「ジェネラル・ルージュ」が?と思った。違う出版社からリメイク版が出るのか、と。そうではない、「ジェネラル・ルージュの凱旋」じゃなくて「ジェネラル・ルージュの伝説」だ。 ジェネラル・ルージュの伝説 (宝島社文庫) (宝島社文庫 C か 1…

A salute to Claude Levi-Strauss

先日STACIAクーポンで購入した「野生の思考」。えー、レヴィ=ストロースではなくて菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールのほう。飽きもせずヘビーローテーションしている。 野生の思考アーティスト: 菊地成孔とぺぺ・トルメント・アスカラール,細野晴…

なるほど二度漬けお断り

なんだよまた「街場」かよ、なんでもかんでも便乗しやがって、と思っていたのだが、文庫のオビに「大阪のことはすべて江さんに教わった(半分ほんとです)」と内田樹せんせいによる推薦文が書かれていたので、新潮文庫の新刊「街場の大阪論」を購入。 街場の…

今日も良く降りました

雨の中、インテックス大阪までEmbedded Technology West 2010へ行ってきた。どうもET Westは毎年雨に降られているような気がする。まあそういう時季だから仕方が無いのだろうけど、記憶の中で鬱陶しい雨降りとセットになってしまって、どうもET Westのイメー…

やられっぱなしではアカンぞ

日本の農業をダメにしたのは、農協である。 色んな人が色んなところで言っている。たとえばこの“農協との「30年戦争」”。 農協との「30年戦争」 (文春新書)作者: 岡本重明出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/01メディア: 新書購入: 1人 クリック: 35回こ…

で「芸術」は何処へ?

これまたえらく長い時間をかけて、「芸術人類学」を読んだ。 芸術人類学作者: 中沢新一出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2006/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 28回この商品を含むブログ (61件) を見る さて読み終わって振り返ってみると、「いっ…

テレビでは我が国の将来の問題を

本日は東京へ出張。 西日本では梅雨入りが宣言され、100%雨!の予報。朝はまだ降ってはいなかったが傘を持って行った。が、東京へ着いたら快晴で、だーれも傘なんぞ持ち歩いてない。傘を持ち歩いてるスカタンなんて俺様ぐらいなものだ。 丸の内のオフィスで…

柿が美味そうですな

連休中に吉野へ行って以来、「吉野葛」が気になっていた。葛そうめん、美味しゅうございました。 ではなくて。色々とあるようだが、新潮文庫の「吉野葛・盲目物語」にした。 吉野葛・盲目物語 (新潮文庫)作者: 谷崎潤一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 195…

いよいよ梅雨入りか

雨の日曜日、2ヶ月ぶりに散髪などしてみた。ついでに梅田界隈をほっつき歩く。 ブックファーストで大量の本を買い込んだ。「走ることについて語るときに僕の語ること」、「農協との30年戦争」、「ジェネラル・ルージュの伝説」、「街場の大阪論」、「キング…

「ドラムンベース」ではありません

NHK教育テレビでやっている「“スコラ” 坂本龍一 音楽の学校」、ここへ来てやっと、初めて観た。 「ドラムズ&ベース編」(3)ということで、ゲストは細野晴臣、ビーター・バラカンという豪華メンバ。 いやあ細野さん、おじいちゃんになったなあぁ、というの…

結局一本空けちまった

阪急南茨木の駅前にある阪急ニッショーストアで、売れ残ったワインの安売りをやっていた。かねてから目を付けていて、1200円ぐらいからなかなか下がらなかったPanul Pinot Noir Reserve Oak Agedというチリワインが一気に880円になっていたので買って帰った…

涙そうそう

世情にうとい俺様でも、どうやら世間では空前のラー油ブームである、ということはかろうじて知っている。実はうちにもその手のラー油がある。以前、うちで餃子大会を開催したことがあるのだが、その際に客人が持ってきてくれたものだ。 その中でも絶品なのは…

迷える仔羊

かねてからの噂のとおり、iPhone 4が出たなー。 わたくしはどうしたら良いのだろう。 キャリアをauからSoftBankに乗り換えて、iPhoneを買う → 2月に機種変更したばっかりのauの2年縛り契約、どうすんの。毎月端末代も払ってるのに。 今のau携帯に加えて、iPh…

眠いぞ

まだ火曜日だというのに、ちょっと調子に乗りすぎた。 Dさんと吹田のスペインバル「メソン・アスタマニァーナ」へ行ってみた。大変に素晴らしい店だ。タパス数種とエビのアヒージョとハモンイベリコ、その他諸々を喰らい、ビールとワインとシェリーを飲んだ…

Knowledge Navigatorから23年

先週末のペペ・トルメント・アスカラールのライブ、昨日のエントリに書いたようにクチロロが前座だった。カッコよく言えばオープニング・アクトな。 エレクトロニクスを多用、と書いたように、サンプリングとかループとか、さらにはiPhoneやiPadまでを楽器と…

伊達男による、砂糖漬けの、拷問

京都KBSホールで行われた菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールのライブに行ってきた。ペペのライブは初めて。そもそもオールスタンディングっていうのも初めて。でもないか。かなり昔に磔磔でそんなのがあったな。チャボだったかな。どうでも良いけど。…

とあるスペインバルにて

夜中に小腹が空いたからといって、なんぼ何でもハモンセラーノみたいなもんを食すのは、できればやめといた方が良いと思う。 まあ、できれば、の話だけど。 できたら世話ないですよ。ええ、ハモンセラーノ美味しゅうございました。

悲しい色やね

おおむね月に1回(もしくはそれ以上)、2泊3日で十ヶ月以上続く研修のシリーズに参加している。開催地はほとんどが東京(正確には府中)であるのだが、折り返し地点を過ぎたあたりの今回初めて大阪での開催となった。なんと楽なことか。たいてい初日は10時半…

毒喰らわば皿まで

高槻で夕方の6時半ごろから飲み始めて、どういうわけか気づくともう11時になっていたりする。良い歳をした大人が9人もいるのだから、もう少しこう常識的な時間に「そろそろお開きに…」てなことを示唆してみたりしても罰は当たらないと思うのだがいかがか。 …

トクヴィルもびっくり

鳩山首相、辞めてしまうのか。思ったより早かったなと思う。「まあいろいろ大変だったよね」と、わたくしは割と同情的だ。そんな時期にタイムリーなんだかどうだか良くわからないけど、ウチダ先生の「街場のアメリカ論」が文庫化されたので、さっそく買って…

いまや「環境音楽」は死語ではないかと

先週の金曜日、仕事帰りになんばのタワーレコードに立ち寄った。アルゲリッチのショパンにするか、上原ひろみにするか、あるいはブライアン・イーノか… とさんざん迷った末に、イーノ博士の "Ambient 2: The Plateau of Mirror" を買った。いずれもAmazonの…