野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

ドビュッシー聴き比べ

ドビュッシーの10枚組ボックスセットに入っていたオーケストラものが意外と良かった。マルケヴィチ指揮の「牧神の午後への前奏曲」や、モントゥーの「夜想曲」、そしてアンゲルブレシュトによる「交響詩『海』」、「管弦楽のための『映像』」など。しかしこれらはいずれも録音が古く、モノラルだったりする。もうちょっと新しいのも聴いてみたいなと思い、そこそこメジャーで値段も手頃なシャルル・デュトワ指揮、モントリオール交響楽団の「牧神」「海」「遊戯」「夜想曲」が収録された盤を買ってみた。

ドビュッシー:海/牧神の午後への前奏曲/夜想曲/遊戯

ドビュッシー:海/牧神の午後への前奏曲/夜想曲/遊戯


やっぱりバーンスタインよりこっちの方が良い。何がどう違うのかよくわからんが。とりあえず、「海」を聴いたとき、初めて「あ、海っぽい」と思った。映像喚起力があるっていうんですかね。大小の波が寄せては返す感じ。そして、風向きや陽射しの加減で表情が変わっていく感じとか。やっぱり、ある程度の大音量で、浸って聴いた方が良いという気はする。
いずれクリヴィヌ盤あたりも?うーむ。