京都みなみ会館で「タルコフスキー生誕80周年記念映画祭」を開催中である。本日は14:45より「ノスタルジア」を上映、とのことだったので、観に行く予定にしていた。DVDは持っているが映画館の大スクリーンで観るのも良さそうだし。
13時過ぎまで豊中あたりで用事があるのだけど、そこから直行すれば間に合うかな、と。だけど大阪まで出て、JRに乗り換える直前ぐらいに気が変わった。天気が良過ぎる。こんな日に映画館にこもるのか？そして今は紅葉シーズン真っ盛り。京都なんてどこへ行っても人だらけじゃないか、とちょっとうんざりして映画を観るのはやめにした。
で何をしたのかというと、中之島の国立国際美術館にエル・グレコ展を観に行ったのだ。あんまり変わらんか？まあ良いじゃないか。
エル・グレコ、どっかで名前を聞いたことがあるかも、てぐらいでほとんど何も知らない。今回初めて観た。
なるほど。非常に素晴らしいです。立派だと思います。でもわたくしの好みではございません、残念ながら。
構図なんかを見てると、結構シャガールっぽいな、ていうのもあったりするんですけどね。いったい何が違うんだろう。って、いやもちろん違うところはたくさんあるのだけど、どこが違っているために、シャガールなんかは「好き！」でエル・グレコだと「ふーん」になるのだろう。ちょっと考え込んでしまった。それにしても結構な人出でしたね。なかなかの人気ですよ。
エル・グレコを観た後、堂島川沿いを散策した。このあたりだって紅葉らしきものが無いわけではない。まあかなりちょりちょりになってますけどね。
水に映る影、てやつですな。
明日は雨の予報。紅葉を楽しむならば今日まででしょうなあ。何と言っても来週末はもう12月なのですよ。
