野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

捨てる神あれば拾う神あり

せっかくの日曜日だが生憎の雨である。こんな日は、あまりうろうろとほっつき歩かず家にこもって、かねてより懸案となっている用事を粛々と処理するのが吉であろう。
さて懸案のひとつといえば、野放図に購入し読み散らかした書籍類の始末であろう。実は年明けぐらいにある程度の「仕分け」をして、多少は状況が改善されていた。とはいうものの、それも結局、当面読み返す見込みの無い書籍を段ボール箱にぶち込んで玄関先に放置していたに過ぎない。要するに何一つ根本的な解決を見ていないということである。さすがにこのままではよろしくない。いよいよ本当の意味でこれらを処分する時が来た。というわけで、段ボール箱に一杯の本を古本屋に売りに行くことにした。さて古本の処分と言っても、実に様々な選択肢がある昨今であるが、ここはひとつシンプルに、近所の古本屋(その名も「古本市場」)に売りに行くことにした。さて車に積み込もうとしたら、段ボール箱一杯分、と思っていた本は、ちゃんと箱のフタが閉まるように入れたら実は二箱になることが発覚した。やれやれ、ということで重い箱を抱えて部屋と駐車場を2往復だ。そのような想定外の事案が発生しつつもなんとか古本市場い本を持って行き、30分ほどもかけて査定をしてもらうと…
三分の一ほどの本が、「買い取りできません」ということになった。古すぎる本とか専門書とかムックみたいなものは引き取らないらしい。うむ、生意気な奴らだ。買い取ってもらえたのは全部で88点、総額は981円と。買い取り金額の少なさもさることながら、買取対象の本の種類があまりに狭いのがどうも気に入らない。が、店員に文句を言っても始まらない。ここはさっさと撤収することにした。
いったん帰宅し、さらに数十冊の文庫と新書を投入し、こんどは鳥飼にあるブックオフに行ってみることにした。さすがはブックオフである。数冊を残して、古本市場で却下されたほとんどの本を買い取ってくれた。全部で52点、買い取り金額は2340円、しかも100円分のサービス券までくれた。そして買い取れない数冊についても、先方で処分してくれるという。まったく雲泥の差というやつではないか。こんなことなら最初からブックオフに持ち込めばよかった。やっぱり本を売るならブックオフですよ。
それにしても、ストラウストラップの「プログラミング言語C++」第2版なんて、そんなものいったい誰が読むんだろう?売りつけといて言うのもナニだけど。

プログラミング言語C++ (アジソン ウェスレイ・トッパン情報科学シリーズ)

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