野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

だいたい成田ってのはよ

機材の到着が遅れたとの理由により、シアトルタコマ空港を定刻よりも30分ほど遅れて出発したNH177便は、気流の関係、そして滑走路の混雑により16:10過ぎに成田空港に到着した。わたくしの乗り換え便、伊丹行きNH2177便は17:00発である。どういうわけか今回到着したゲートから入国審査場までずいぶん距離がある。小走りで約10分。
今回は別送荷物があるので少々ややこしい。まずパスポートに入国スタンプが必要となるため、自動化ゲートは使えない。まあそれは良い。日本人向けの入国審査場は比較的空いていた。
問題はここからだ。手荷物をピックアップし、税関申告書2通を税関に提出して1通は戻してもらい、通関後にゲート近くにあるカウンターにその申告書を提出して、別送荷物の預かり証をもらわねばならない。のだが、そもそも荷物がなかなか出てこない。そこまで速歩きないしは小走りで来ていたので汗をだらだらかきつつ、やきもきして待っていたらようやく荷物が出てきた。この時点ですでに16:45。ぐぬぬ、と思いつつ税関を通過し、カウンターへいくと3、4人ほどの行列ができている。背に腹はかえられぬ、と行列をすっ飛ばしカウンターのおじさんを捕まえて、乗り換え便の時刻が迫ってるんです、すみませんがこれを先にお願いします!と訴えてなんとかネジこんだ(前に並んでた人たちごめんなさい)。ええと発送先はどちらですかねえ、なんてのんびりと訊くおじさんに、大阪です!と答えると、ああいやそうじゃなくってどこから送ったか、なんていうので、それは発送先ではなくて発送元というのじゃこのうつけが!と罵倒しそうになるのをぐっとこらえて、シアトルです!!とほとんど叫ぶように答える。でおじさんパスポートのコピーを取り始める。写真ページだけではダメなんですね入出国の記録が要りますから。で、あのパスポートのスタンプってのはほんともう、みなさん順番とか何も考えず適当なスペースに押してくれるから、いつの記録がどこにあるのか探すのが大変。なので、実際に必要なのは渡米時の出国記録と今回の入国記録だけで良いのだけど、結局は全ページコピーすることに なるわけですね。
なんとかここの手続きが終わった時点で16:50を回っている。手荷物をもう一度預け直さないといけないので、スーツケース2個を転がしながらチェックインカウンターまで激走。ああここでも行列が。そもそも到着時点でNH2177の乗り継ぎに余裕がないことはわかっていたので、あれこれ優先してもらうための黄色いタグをもらっていたのだけど、チェックインカウンターに並んでいるみなさん黄色いタグ付きなのを見てがっくり。いやね、そもそも17:00出発なら10分前の16:50までに保安検査を通過する必要があるわけで…
はい、というわけで見事に乗り継ぎ失敗。不幸中の幸いと言うべきか、次の17:55発NH2179伊丹行きには空席があったようで、しかもプレミアムクラスの席にしてくれたけれども。
失意の中乗り込んだNH2179もまた、出発が一時間近く遅れた。結局、帰宅できたのは21時ごろ。本来の予定より2時間ほど遅いわけだ。
でもまあ、フライトのキャンセルもなく、無事に日本まで帰ってこられただけでも良しとしよう。もうね、ぐったりですよほんと…