野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

往復1600km…

長岡に日帰り出張だ。長岡京ではない。新潟県長岡市だ。どうやって行くのだ、と調べてみたら、いったん東京まで行ってから上越新幹線に乗り換えるのだと。マジか。
が、そんなに無茶な話ではない。用事は午後からであれば、家を出るのはいつもと同じ時間、つまり6時半ごろで良い。最近よく使うのぞみ298号に乗れば、10時ごろに東京に着く。それから10:16発の上越新幹線Maxとき315号に乗れば、12時ちょうどに長岡に着くのだ。なんと。
それにしてもアレだな、上越新幹線には初めて乗るが、高崎を過ぎたら後はほとんどトンネルの中を走ってるな。で、トンネルを抜けるごとに雪が深くなる。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であつた」てのは『雪国』の有名な書き出しであるが、あの小説の舞台はこの上越新幹線の路線にある湯沢温泉だというじゃないか。
長岡は吹雪いていた。昼メシを食べるのに駅の近所を探索する気にもならず、駅ビルに入っている寿司屋に入った。隣のそば屋、さらに隣のラーメン屋には外で待っている人々がいたが、この店にはすんなり入れて、席も十分空いていた。にぎりランチ972円。まあこんなもんだろう。

用事が終わって帰りの新幹線は18:35発。ちょっとギリギリな感じでやや焦りながらも、駅ビル内の惣菜やら弁当やらを売っている店で晩メシを確保した。
前述のように、上越新幹線はほとんどトンネルの中を走っている。携帯電話はほとんど圏外だ。だから、上越新幹線の中ではたまったメールの処理なんぞできない。また、パソコンで何かドキュメントを作ろうと思ってもコンセントがない。ノートPCてのはもちろんバッテリーでも動作するが、わたくしのモバイルPCはバッテリーだと2時間半ほどしかもたない。モバイルが聞いて呆れるわ。
まあそんなわけで、上越新幹線で仕事をするのは諦めて、弁当食べてエチゴビール飲んで寝ていたわけだ。
東京には定刻通り、20:12に着いた。帰りの東海道新幹線はもともと、新大阪停まりということで、のぞみ425号20:40発を予約していたのだが、こいつは700系なので席にコンセントがないのだ。ちょっと悩んだが、N700系の20:30発のぞみ133号岡山行きに変更した。岡山行き。一世一代の大勝負だ。
が、一杯やりながら仕事しているうちに、もう京都だ。うむ、上越新幹線で寝ておいてよかった。
そんなこんなで帰宅したのは日付の変わる少し前。長い一日だった。お疲れ、俺様。