野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

博物館をハシゴ

先週の土曜日、京都国立博物館へ行った。庭園がなかなかにエエ感じらしいということで。博物館へ行く理由としては何か間違っているような気がしなくもないが、まあええがな。
常設展示も、結構良い。縄文・弥生時代の石器やらなんやらの展示から始まって、歴史をずっと追いながら、銅鐸、仏像、山水図、着物、刀、その他諸々。日本のものだけではなくて、それぞれの時代における、外国から伝わって来た品々も一緒に展示されている。かなり面白い。
さてその京都国立博物館へ行くため、京阪七条で下車して東に向かって歩いている時のこと。途中に小さな書店(兼タバコ屋)で「他より200円安い」という「源氏物語千年紀展」のチケットが売られているのを見つけた。「おお200円安いんか」ということで何も考えずチケット購入したが、これは「京都文化博物館」での催しであり、そんなものを国立博物館に持っていったところで何の役にも立たない。
致し方ない、国立博物館の庭園でしばしぼーっと過ごした後は、文化博物館へ移動だ。
京都文化博物館について驚いた。何という人出か。会場に入るまでに長蛇の列になっているではないか。源氏物語千年紀展って、そんなに大人気だったのか。これがもし現地でチケットを買うのであれば、あっさり断念したところだが、幸か不幸かすでにチケットを購入してしまっている。しかたがないのでブツブツとぼやきつつもおとなしく列に並び、待つこと約10分、意外と早く会場に入ることができた。
展示の内容は、そうですな、「まあまあ」かな。個人的には末摘花の肖像を見たかったのだが、残念ながらどこにも無かった。
だいたいそんな感じで、ちょっと(いやかなり)疲れた。京都へ行ったら百万遍の春琴堂書店を覗いてみよう、てなことを最初は考えなくもなかったのだが、この状態でそれはちょっとキツい。なので烏丸のスターバックスで抹茶フラペチーノを飲んでから、帰路についたのであった。