タワレコの「輸入盤千円生活」に、ついにデヴィッド・ボウイが登場した。どれを買おうかな、と思ったがやはりここは、すでに"Low"を持っているのだから「ベルリン三部作」から"Heroes"だろう。
- アーティスト: David Bowie
- 出版社/メーカー: Virgin Records Us
- 発売日: 1999/08/26
- メディア: CD
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”Low"ではA面（念のために言っておくと昔は直径12インチのビニールの円盤に溝を切り、その上を小さな針がトレースして行く際に溝の深さや幅の変化によって近接して設置されたコイルに発生する微弱な電流を増幅することによって音楽を再生していた。このビニールの円盤は両面に前記の溝が切られておりそれらの面を区別するためにA面／B面と称していたのである）が割とロケンロールな感じで、B面はダークで退廃的なヨーロピアンテイストだった。この"Heroes"ではそれらの要素が溶け合い、混ざり合っているような印象だ。"Joe the Lion"の安物のヘビメタみたいなギターリフは、なかなか良い感じ。"Moss Garden"は妙にオリエンタルな雰囲気で、ボウイは琴を弾いてるとか？なんだかんだで、どうもけったいな味わいのアルバムだ。さすがイーノ博士。
次は素直に"Lodger"に手を出してベルリン三部作をコンプリートするか、あるいは"Young American"あたりに寄り道するか。楽しみ方は色々だ。
