夏美って誰だ？

本日は一日お休みをいただきまして。ここ数週間、週末が移動でつぶれたりやらなんやらでちょっとばかし疲れがたまってきているのと、留守がちだったため家の中が荒れてきているためちょっとは掃除ぐらい、と思っていたのだ。が、結局はなんとなくダラダラと過ごしてしまっただけだった。まあそれでもリフレッシュはできたので、良しとしましょう。
で例によってAmazonビデオで映画を観る。本日は「不夜城」。

不夜城 [DVD]

ずいぶん昔に原作を読んだ。内容は主人公の「健一（ジェンイー）」という名前以外よく覚えてないが、新宿歌舞伎町における中国人マフィアの抗争の話だったなー、と思いながら。いろいろ「新宿鮫」とごっちゃになっていたりもして。それでも観ていくうちに、だんだんと思い出してくる。そうだ、いつも麺を食っている凶暴な崔虎（ツイフー）。いかにも極悪な感じの上海マフィアの親分、元成貴（ユェンチョンクィ）、そして見るからにイカレた感じの呉富春（ウーフーチュン）。健一のボス(?)楊偉民（ヤンウェイミン）。金城武による劉健一、ちょい大根な感じもあるがそれはそれでなかなか悪くない。呉富春の椎名桔平はまさにハマリ役。そして何といっても夏美。なんとも魅力的で、油断のならない嘘つき女。
上海、北京、福建省、その他もろもろが入り乱れて、ちょっと気を抜くともう何がなんだかわからなくなる（正直まだわからないところもいくつか）。劇中、何度か三国志が引き合いに出されたが、まあどっちかというと中華版ゴッドファーザーだろう。最後には主要な登場人物の半分以上が誰かに殺されてしまう。久しぶりにまた原作を読んでみないとな。Kindle版も出てるみたいだし。というか三作目（長恨歌）も出ていたとはうかつだった。世の中はどんどん変わっていっているのだよ。