前から観よう観ようと思いながら、何となく「またの機会に」と先送りにし続けていた「ザ・メキシカン」をやっと観た。
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2001/11/21
- メディア: DVD
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昔から日本では「妖刀」なんて言って、持つものに災いを引き寄せる刀、みたいな話があるが、この「メキシカン」てのはそういう、鉄砲鍛冶の呪いがかかっていると言われる伝説の拳銃だ。こいつをメキシコまで行って手に入れてこい、というミッションを帯びたちょっとスカタンな男・ジェリーというのがブラッド・ピットだ。ジェリーは本来カタギなのだけどスカタンであるがためにスジもんの組織のパシリみたいな仕事をする羽目になっている。でジェリーの恋人・サマンサがジュリア・ロバーツ。
とにかくジェリーのチャラさとスカタンぶりが素晴らしく、さらにサマンサのアグレッシブなキャラクターがとにかく楽しくて、実はストーリーの細かい部分はよく分からないのだけど、まあそんなのは別にいいか、てな気分になる。
どうやら世間ではこの映画の評価は今ひとつなようで、それは前記の「細かい部分のよく分からなさ」あたりも無関係ではないように思うが、わたくしはけっこう好きなんである。とにかくブラッド・ピットがアホっぽいのが良い(ひょっとしたらブラピファンはそれが嫌なのかも)。後やっぱりメキシコでの全体にラテンなノリも楽しい。ちょっと無理に「エエ話」にしようとしている感じがあって、そんなことしなくて良いのに、と思ったけど。まあこの辺の中途半端さもあまり評価の高くない理由なんだろうなあ。