わたくしはバッハの曲を偏愛しておるのでございますが、実は彼の歌曲というのは聴いたことがない。ということで先日、誕生日プレゼントは何が良いか?と訊かれたのでマタイ受難曲、ハイライトではなく全曲入りをリクエストした。クラシックは特に、千円前後のやっすいCDばっかり買うから、なかなかこういうのは自分では買わないものなのだ。
- アーティスト: クレンペラー(オットー),フィルハーモニア合唱団,シュワルツコップ(エリザベート),ルートヴィヒ(クリスタ),バッハ,フィルハーモニア管弦楽団
- 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
- 発売日: 2008/06/25
- メディア: CD
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ええなあ、やっぱり。むやみに重厚すぎることはなく、だけどある種の厳粛さみたいなものはしっかりと出ていて。バッハですなあ。
もともとがあまり歌モンは得意ではない。と思っていたのだが、これは良い。
入手してからの数日間、少しずつ細切れに聴いていたのだが、先週末に全78曲をぶっ続けで聴いたら、さすがにちょっと疲れた。3時間半を超える大作だ。考えてみたら、聴き流してるだけでこれなのに、やってるほうはどんだけ大変か。さすがに第1部と第2部の間にトイレ休憩ぐらいは入るんだろうけど。
そして、これが録音された1961年当時、クレンペラーは71歳。マジですか。元気なじいさんだな。