野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

QUOカードの使い途

4月に一泊で東京へ出張したとき、なぜだかホテルがどこも空いてなくて難儀した
結局は、会社規定の宿泊費からすると少しばかり足が出るのだけども、吉祥寺の東横インに泊まった。楽天トラベルあたりでホテルを予約すると(いや楽天トラベルに限らんのかもしれんが)、「1000円のQUOカード付きプラン」なんてものがあって、これがまさにそれだった。QUOカードなんぞ付けるぐらいなら、そのぶん安くしてもらった方がよっぽどありがたいのだが、まあとにかくQUOカード1000円分をずっと持っていたわけですよ。QUOカード、ねぇ。まあコンビニで使えるけど。書店でも使えるけれども、ねぇ。
この前の日曜日に西宮ガーデンズへ行った際、HMVに寄ってみた。HMVではQUOカードが使えるのだ。しかしまぁ、あらためて思ったのだけど、HMVってのはどこもかしこもモグラの糞みたいな品揃えしか無いのな。最近の新譜ではフェネスとネイザン・イーストが気になっていたのでその辺のやつがあればな、と思っていたのだが、んなもんカケラもありゃしねぇ。なんだか見ていて殺伐とした気分になってきた。
一応は「ジャズ」なんてコーナーがあって、そのうち機会があれば、と思っていたキース・ジャレットの"Jasmine"を買うことにした。国内盤が1600円+税と、けっこう安くなっていたのだ。

Jasmine

Jasmine

クレジットは正確にはキース・ジャレット&チャーリー・ヘイデン。スタンダード曲を中心に、とてつもなくリリカルで美しい演奏だ。ピアノ・ソロでやった"The melody at night, with you"の、あの感じ。それにチャーリー・ヘイデンのベースが入って、"melody at night..." の儚さよりも、もう少し安定感というか、暖かみが出たような。よろしうございますな、このリラックス感。
ちなみに、小さめの音でだけども相変わらず調子っぱずれの歌も聞こえてくるということだけは申し添えておきましょう。