野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

国元に帰るまでが参勤交代

昨年観た『超高速!参勤交代』の続編、『超高速!参勤交代 リターンズ』を観た。

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そりゃ江戸へ行く往路があれば、国元に戻るための復路、つまりリターンがあるのは当然ですわな。

湯長谷藩の国元で、一揆が起こった!ということでまた急いで帰らなければならない、というお話。これはもちろん前作でやられてしまって「覚えとけよコラ!」となった悪役の老中・松平信祝の陰謀なわけだ。今回は国へ帰る道中よりも、一揆を理由に改易され、尾張柳生藩の管理下に置かれている湯長谷藩を奪還する、というのがメインだ。

松平信祝の陰謀を察知して奉行所が内偵をしている、てのはまあ言ってみれば東京地検特捜部が動いてるみたいな話か。時代考証的に正しいのかどうか知らんが、大岡越前守まで登場し、これがまた古田新太という配役がすごい。で、これがまたあまりにハマリ役なので驚いた。

全体に、時代劇のクリシェをふんだんに散りばめた良質のバカ映画だ。とても面白い。