野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

なんつっても行動分析課のファッションリーダーですから

ピーター・バラカン氏が司会をする、WOWOWの『オフビート&JAZZ』がけっこう好きで、時々観ている。ところがバラカンさん、3月27日の放送をもってこの番組を降板してしまうのだとか。まことに残念なことだ。
そのバラカンさん最後の放送は、テデスキ・トラックス・バンド。録画して観た。わたくしがちゃんと聴いたことのあるアルバムは"Made Up Mind"のみ(あとデレク・トラックス・バンドの"Already Free")なので、知っている曲はまったくなかった。いや、"Keep On Growing"は知ってるな。でもあれはデレク&ドミノスのカバーだし。まあそれはそれとして、カッコええですな、テデスキ・トラックス・バンド。本来わたくし、ああいうやたら大人数で音数の多いバンドというのはちょっと苦手なのだけど、ちょいレイドバックで土臭いテイストはけっこう好きなのだな。デレク・トラックスは、少し前にこれもWOWOWでやっていたジェフ・ベックの50thアニバーサリーライブに出ていたのを見たが、なんだかあの時よりずいぶんと肥えて貫禄がついたような。そしてスーザン・テデスキ。こちらは映像を見たのはかなり昔だったと思うのだが、今回はあまりに普通のおばはんなのに驚愕した。もっとも、前述のジェフベックのライブにゲスト出演していたヤン・ハマーの、「ちょっと散歩に出てきた近所のおっさん」感にはかなわないけども。いや、スーザン、最初「どっかで見たことあるな…」と思ったのは、ひょっとすると『クリミナルマインド』のペネロープ・ガルシアに似てるような気がしたせいかもしれない。似てるっていっても、メガネだけかもしれないけど。だいたい、ペネロープだったらもう、普通のおばはんではないわな。

番組の後半はラリー・カールトン。この人もまた、ものっそいお爺ちゃんになっててびっくり。割としょっちゅう来日しとるんですな。一度生で観てみたい。
オフビート&JAZZ、4月はノラ・ジョーンズジョニー・ウィンターwithドクター・ジョン、だそうで。バラカンさんの語りが聴けないのは残念だが、今後も要チェックですな。