土日にWOWOWで奥田民生のライブをやっていたのを録画し、とりあえず1日目のバンド編成のやつを観た。すっトボけてて、カッコええなあ。
さっそく、Apple Musicで奥田民生を検索してみる。いろいろ出てくる。ライブでやってたのは『カンタンカンタビレ』とか『サボテンミュージアム』あたりのアルバムだな。
オーケー、無いものについて文句を言うより、有るものを楽しもうじゃないか。
前にも書いたけど、ジャパンの"Obscure Alternatives"はちゃんとあるのだ。 中学から高校生のころは"Quiet Life"以降のアルバムを偏愛していて、1stの"Adolescent Sex"とこの2ndアルバムは無視していたのだ。でも確か大学生ぐらいのころからだったか、この辺のアルバムもなかなか良いじゃないかなんて思うようになって輸入盤のLPを買い集めたものだった。
シルヴィアンのヴォーカルは独特だが、これらの初期のアルバムにおいては、特に癖が強い。1stはけっこうドス黒くファンク路線、2ndはヨーロピアンなテクノフレイバーが強くなる"Quiet Life"への過渡期という感じで、何というかこじらせ感はこれが一番強いんじゃなかろうか。あ、邦題のぶっ飛び具合は1stが最高だけども。音はもう、だらだらグズグズ、時にレゲエっぽくなってみたり、アンタらいったい何がしたいの?と問い詰めたくなるあたりが、まあ今聴くとまた新鮮に感じられるのですよ。