キース・ジャレットが2018年に脳梗塞を2回患っており、現在もリハビリ中であるがライブ演奏ができるまでに回復する可能性は低い。
などというニュースを見てショックを受けた。
フェスティバルホールでのライブを観に行ったのは6年も前のことだったか。
観客のノイズが気になり、結局は途中で演奏を放棄して帰ってしまったいわく付きのライブだったが、集中できて乗ってきた時の演奏は、神がかっていた。それだけに、もう生演奏を聴ける機会はおそらく無いのだろうと思うと残念で仕方ない。
ちなみに上記のNYTの記事はキース・ジャレットのオフィシャルFacebookページでシェアされていたもので、その要約が以下のように書かれていた。
Keith Jarrett, one of the most heralded pianists alive, revealed that he had two strokes in 2018. It is unlikely he will perform in public again.
最初にちょろっと読んだ時、何やら健康上の不具合で演奏ができなくなりそう、てなことはわかったのだけど、えーとstrokeってどういう意味だったっけ?と思って、ついでだから周辺の文章も含めてごっそりGoogle翻訳してみた。
生きているピアニストの中で最も有名なキース・ジャレットは、2018年に2回のストロークを行ったことを明らかにしました。彼が再び公の場で演奏する可能性は低いです。
おい、それはあんまりやろ。
ということで今度はDeepLでやってみた。
生前最も注目されていたピアニストの一人であるキース・ジャレットが、2018年に2度の脳梗塞を患っていたことを明かした。 彼が再び公の場で演奏する可能性は低いだろう。
おお、さすがDeepL!そうか脳梗塞か。
ほかの部分の訳も、Google翻訳よりはるかにこなれてるし。
ただ惜しいのは、「生前最も注目されていた」って過去形にしてしまってるところかな。まだ生きとるっちゅうねん。
それから、後でいくつか日本のメディアの記事も見たのだけど、それらはみんなstrokeを「脳卒中」と書いていた。いやそもそも脳梗塞と脳卒中ってどう違うんだ、と調べてみたところ、脳卒中のほうが概念としては広いというか、脳卒中は症状、脳梗塞はその原因のひとつ、という感じか。つまり脳梗塞かどうかよくわからないのなら脳卒中としておいた方が無難だろうな。
まあ何でも良いけど、気を付けねばなりませんなあ。