柳広司氏の新作「楽園の蝶」が出る、と案内をいただいた。人気の「ジョーカー・ゲーム」シリーズ第4弾て、いやいや待ってくれ、まだ第3弾の「パラダイス・ロスト」を読んでなかったのだよ。
何度も書いているが、わたくし大抵の本はできるだけ文庫になってから読むようにしている。それでもいくらか例外はあって、柳広司氏の本についてはずっと、彼を応援するということで、単行本が出た時点で買うようにしていたのだ。でももう良いよね。「ジョーカー・ゲーム」は大当たりしたし、けっこうメジャーになったでしょ。
などと言い訳しながら、文庫化された「パラダイス・ロスト」をやっとのことで読みましたよ。
- 作者: 柳広司,森美夏
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/06/21
- メディア: 文庫
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第二次世界大戦当時、スパイ養成学校「D機関」を設立した結城中佐、が主役のはずだがほとんど出てこず、噂ばっかり。落語の「らくだ」みたい。いや、結城中佐は生きてるけども。謎に包まれた結城中佐の生い立ちに迫る、みたいなのもあって、ちょっと「ハンニバル・ライジング」みたいになるんかなと思っているとこれがまた…
んなアホな、とかそんなヤツおらんやろ、と思いながらもついつい。いやあ、相変わらず読ませますなあ。