野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

突然の揺りかご

 木曜日だったか、用事があって心斎橋界隈を徘徊していたとき、丸善の前でCDのワゴンセールをやってました。ワゴンセールを見かけると、チェックせずにはいられない体質なので、さっそく物色してみました。掘り出し物がありましたねぇ。コステロ&バカラックの「Painted From Memory」が945円でした。

Painted From Memory

Painted From Memory


 Amazonのウィッシュリストに入れたまま、買おうかどうしようか迷ってた一枚です。バカラックなんですから、曲は良いに決まってます。それをコステロが歌うっていうのが本当に良いのかどうか、ちょっと微妙な気がします。Amazonのレビューなんか見ると、皆さん絶賛されてますけどね。…などと言いつつ、結構聴きまくってます。癖になるのかな。
 ひとつ気になったのは、歌詞の対訳(普段は安い輸入盤ばっかり買うから滅多に見る事が無い)です。「TOLEDO」という曲が入ってますが、この曲の最初は、こんな歌詞です。

All through the night you telephoned
I saw the light blinking red beside the cradle

この歌詞の対訳は、次のようになっています:

一晩中電話してたみたいだね
揺りかごの隣で電話が点滅するのを見ていたよ

 いくらなんでも変じゃないですかね。いきなり揺りかごが出てくるなんて。そりゃ、cradleは普通揺りかごですけどね。でも何かおかしいと思わないのかな。例えば、PDAなんかの充電台(ホストPCとのデータの同期に使ったりもする)、あれってcradleって言いますよね。あと、英辞郎で調べたら、"cradle between one's shoulder and left ear"は、「受話器を肩に挟む」っていう訳になってたりするんですけどね。