野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

祝・阪神優勝

 もう10月になってしまいました。10月1日付の朝日新聞朝刊に「一太郎訴訟、松下が逆転敗訴」の記事が載ってました。そりゃそうでしょう。2月の東京地裁による、松下が主張する特許の有効性を認めた判決にはちょっとびっくりしたもんです。あのショボい特許をタテにして、訴えた相手がこれまたジャストシステム、というなんともショボさ満開の訴訟だったわけですが、やっぱりこれがマトモな判断だと思いますねぇ。ちなみにウチのDVDレコーダはPanasonic製で、仕事で使うワープロはMSWordですけどね。
 ひとの趣味・好みというのはどうやって、どの時点で決まるのでしょう? 今日は京都伊勢丹百貨店内にある美術館で開催されているシャガール展に行ってきました。あ、正式名称は「愛のシャガール展」でした。「いとしのレイラ」とか「悲しみのアンジー」みたいなもんですかね。ま、タイトルはアレですが、内容はよかったですよ本当に。先週のコクトー展に引き続き、見応えありでした。これで800円はお得な感じ。
 シャガールの絵は、特にあの独特の色使いが好きなわけですが、初めて見たときから妙に懐かしいような気がして、心惹かれるものがありました。後になって、これは「山んばと海のカニ」か、と気づきました。知らない人には何のこっちゃわからんと思いますが、まぁそういう童話(かな?)があって、小さいころよく読んでました。で、その挿絵と表紙に書かれてた絵のタッチと色使いというのが、実にシャガール風でした。本当にそうか、といわれるとちょっと自信ないですが、そういう風に記憶してます。残念なことにこの本もどうやら廃刊になっているようです。内容もあんまり覚えてないのですが、塩味のオニギリと梅干し入りのオニギリとか、菊の天ぷらがどうとか、そんな話だったような(食いもんばっかりかい!)。とにかくどういうわけか、シャガールとか、クレー、コクトーマティス、ミロ、といったあたりの、なんというか子供の落書き(失礼)っぽい絵にばかり惹かれてしまいます。まぁいずれにしても、今ぐらいの季節は各地で展覧会みたいなのが催されてて、いいですね。