昨年の10月ごろだったか、WOWOWで「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」をやってて、それを録画したままずっと放置（ウチはこんな映画が何本もある）してたやつを、この前やっと観た。今回なんといっても素晴らしいのは、真矢みき扮する沖田管理官。「事件は会議室で起きてるの。勘違いしないで。」「負け組ね。」といった数々の名ゼリフを吐き、見得を切る。あの宝塚をそのまま持ち込んできたような芝居にはシビレた。
それにしても、本庁 vs 所轄、あるいはキャリア vs ノンキャリアという対立構造を、小学生などがいうところの「悪モン」vs「良いモン」みたいな二元論的構図に割と単純にマッピングするのはいつもの事だけど、今回は本当に救いが無い。本庁側の言い分、キャリアの事情、沖田管理官がああいう言動をとってしまう背景、というのがまったく描かれないままに彼女は最後にはテンパってキレてしまい、捜査本部長をクビになる。これじゃぁなんだかあんまりだ。あれでは単なるイタい勘違いオバハンだ。
ところで、あのいわゆる「青島コート」、10年ぐらい前に似たようなヤツを買って（もちろん本物のサープラスではなくて、アメリカ村で数千円で買った安物）ずっと着てたんだけど、「踊る大捜査線」のブレイク以後、何度か「おっ、青島か？！」などと言われたことがあったので、数年前から着なくなってしまった。まぁそうでなくても、もう大概ヘタってしまってたんだけど。
