さて、昨日は酔っぱらって詳細は書かなかったけど、あらためて。「カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)」を読み終わった。
- 作者: ドストエフスキー,原卓也
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1978/07/20
- メディア: 文庫
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いよいよ佳境に入り、面白くなってきたところ。しかしアレだね、カラマーゾフ家の親父は、まあ掛け値無しのクソ野郎だけど、長男のドミートリィ(ミーチャ)、これもまた、かなりのろくでなしだね。こんな奴がリアルにいて、この本に書かれているようなことを本当に喋ったとしたら、相当イラつくんじゃないかな。機嫌の悪い時なら、ケツを蹴っ飛ばしてるかもしれんな。だけど奴は凶暴だし、結構腕っぷしも強そうだから、返り討ちにあうかもな。などと妄想を膨らませてみたりして。
そうそう、ロシアにも「蜘蛛の糸」と同じような話があるのにはちょっとびっくり。あっちでは蜘蛛じゃなくてネギなんだけど。それ以外はまったく同じ。あーいや、あっちは女性だったか。
ところでロシア人の名前はややこしい。ドミートリィ=ミーチャ、イワン=ワーニャ、アレクセイ=アリョーシャ、らしい。それだけならまだしも、アリョーシャがさらにアリョーシカとかその他諸々になるんだから。慣れるまではいったい誰が誰だかわかりゃしねえ。まあでも日本人だって、「やすし」が「やっさん」とか、「きよし」が「キー坊」になったりするから、そんな感じなんだろうな。
'06/12/18追記
上記のロシア版「蜘蛛の糸」に関しては、以下のURLでちょっとした解説を読む事ができる。
http://homepage3.nifty.com/eternal-life/n-app1.htm
http://www.hum.u-tokai.ac.jp/nichibun/computer2005/index/kumonoito_shin.htm