昨年、サイン入り「祭りの海峡」著者じきじきにいただいて読んだ。面白かったので、今回は1作目「祭りの笛」を、「クラフトカフェ・イーハ」で購入した。「『祭りの笛』無いんですか?」と聞いたら、オーナーの新田さんは「どこかにあったはず」とあっちゃこっちゃひっくり返して、探し出してくれた。実はこの本もAmazonで買えたりするのだけど、やっぱりあのうさんくさいイーハで買うべきだと気がした。
- 作者: 橋本康介
- 出版社/メーカー: 文芸社
- 発売日: 2001/12
- メディア: 単行本
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最初、どれが誰だったっけ?と把握するのに難儀した。ロシア人なら仕方ないけど、登場人物は日本人ばかりなのに。最近頭が悪くなったのかもしれない。時間が今と30年前を行ったり来たりするのも混乱に拍車をかける。
それでも、中盤ぐらいまでにはだいたい登場人物を把握して、ストーリーも追えるようになってきて、むむ、フィルムに何が映っとったんや、とか、早く3人以上にビデオを見せないと(それは違う話か)とかいう感じで、楽しく読めた。
だけど全共闘っていったい何ですか?そりゃ、調べればいろいろと説明はあるけどさ。Wikipediaなんか、かなり詳しいし。だけどそれってやっぱり頭でしかわからんわけで。多分、この本は全共闘(と、その時代の「雰囲気」などその他諸々)を体験してないと、本当の味わい方はできないんではないかなという気がする。何となくだけど。