天保山のサントリーミュージアムで開催中の「ガレとジャポニズム展」、残り一週間ほどとなったので本日あわてて観に行った。
19世紀のヨーロッパにおいてはいくつかの芸術作品に日本趣味が取り入れられ、それをジャポニズムと呼んだらしい。エミール・ガレはそんな時代のガラス工芸家なんだそうだ。今回初めて知りました、ハイ。
今回の展覧会においては、ガレの作品だけではなくて、そのルーツになったというか、モチーフとなった、あるいは影響を受けたであろう日本の作品と並べて展示されており、これがなかなか面白いのだな。これも今まで知らなかったけど、高島北海の画って良いなあ。んで、ガレの諸々の作品。いやあ、グロいですな。蛾とかバッタとか蝙蝠とか、なんで好きこのんでそんなものを… いや、ちょっとイイ感じのやつも結構あるけどね。
初期の頃は、日本の芸術作品に表れるモチーフをそのまま持ってきただけ、みたいなのが、そのうちだんだんと消化されてきて、しっくりと作品に馴染んでくる様子が見えるような展示になっている。そのあたりがまた面白い。
やっぱりサントリーミュージアムは会場が好きだな。海遊館の隣だから、天保山マーケットプレイスを通るときには大量の子供連れに軽く往生したけどね。