2年ほど前に行った焼肉屋(2006年12月22日のエントリ参照)に、また行ってきた。相変わらず大変な煙に目をしばたたかせながら、でも美味い肉を堪能させていただいた。
「焼肉はハレの食べ物である」と誰かが言った。確かにそうだと思う。少なくとも日本人で、週に一度は焼肉を食べてるなんていう人はあまりいない(はずだ)。ちょっと非日常なのだ。イタリア語で肉のことをcarneという。これと取り除く、という意味のlavareが結合したのが、英語のcarnival=カーニバル、謝肉祭、どんちゃん騒ぎの語源だ。肉を焼いて食べるという行為には、何か人間にとって根源的に、祝祭に近い高揚感をもたらす要素があるのではないか。
てなことを考えながらテッチャンを噛み締め、ビールを呷った一夜であった。