野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

フラリプラリ

昨日は、Fried Prideのライブを観に梅田のシアタードラマシティへ行った。
十周年記念ライブだそうで、押尾コータロー、そして宇崎竜童という豪華ゲスト。
Fried Prideのライブにしては珍しく、まったりとした曲でスタートした。そして "Close to you" で例によってオーディエンスにコーラスを強要。横田リーダーを勇気づけるための儀式「リーダーコール」に続いて "Dig It!" で横田リーダーのギター拳が炸裂。そうこうするうちに最初のゲスト、押尾コータローが登場。曲の最後にオーディエンスが "Good music!" と叫んで立ち上がることを義務づけられている "Words With Wings" をやり、いったん横田リーダーが引っ込んで、押尾コータローShihoという組み合わせで "Lovin' You"。押尾コータローを生で観るのは初めてだが、いやあ、良いですな。あまり超絶技巧を見せつけるようなことはしなかったけど、その方が聴いてて疲れないから良いと思う。今度は横田リーダーが一人で出てきて、アランフェス協奏曲を弾き始めた、と思ったらそじゃなくて、アランフェスがイントロになっている、あの "Spain" だ!こんな曲ギターだけでやるってか。横田リーダー恐るべし。驚異的でした。
そして横田リーダーの紹介により、御大・宇崎竜童が登場。白のスーツで… 「十周年ということで白黒つけろという意味で着てきました。普段はこんな演歌歌手みたいなカッコしません」だそうで。で一曲歌ったところでShiho嬢がお色直しして再度登場し、さらにもう一曲歌って宇崎御大は退場。宇崎さんごめん、どっちの曲も知らんわ。でもホンマ、カッコええおっさんよね。勝手にメタボ体型だと思いこんでいたが、随分と細いのな。
さてFried Prideの標準フォーマットに戻ったら、「さよならの向こう側」、宇崎御大によるあの曲だ。今度はさらにパーカッションを加えて "Smoke On The Water"、その他諸々。「泣き顔ロケット」でとりあえず終了。んですぐにアンコールで「君の瞳に恋してる」、そしてゲスト全員が再度登場し、"You've got a friend"、これフラプラで聴くのは初めてだな。これで終了、でもまたアンコール。Fried Prideの二人による "Imagine" で今度こそ本当におしまい。
今回は、いつもに比べるとオリジナル曲が多かった。そして何と、毎回必ず2〜3曲は演奏される(そして彼らのアルバムには必ず一曲は入っている)スティービー・ワンダーの曲がまったくなかった。これは画期的かも(ちょっと寂しいけど)。
とにかく、相変わらずパワフルなヒトたち。ずいぶんと笑わされ、歌わされ、起立させられ、堪能してまいりました。