相変わらず、堪え難いほどに重いぞ、はてなダイアリー。
物理学者・シュレーディンガーによる名著(と言われている)「生命とは何か」。
- 作者: シュレーディンガー,Erwin Schr¨odinger,岡小天,鎮目恭夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/05/16
- メディア: 文庫
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あのシュレーディンガーだ。シュレーディンガー方程式の。それが「生命とは何か」。生命とは動的平衡である、と福岡ハカセはおっしゃる。シュレーディンガーは、周囲の環境から負のエントロピーを取り込むものである、と言った。なんだか難しいぞオイ。
書いている内容に「何を今さら」な感じはあるのだが、よく考えてみればこの本が書かれたのは1940年代。ワトソンとクリックがDNAの二重らせんの模型を提唱する前の話なのだから恐れ入る。当時わかっていた事実にもとづき、ある種の思考実験のようなものも織り交ぜつつ、こんな本を書いたのだと思うとこりゃすごい。最後の方はウパニシャッド哲学まで引っぱり出してきて、もう何だか相当にぶっ飛んでてわけわからん。
いやはや、さすがはシュレーディンガーだ。