野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

あたしゃ涙でニシン曇りの空を見る

朝起きたらそこは雪国だった。
前の晩に飲みに行って、午前1時前ぐらいに帰ってきたときにはかけらほども降ってなかったのに。
こいつはエラいことになった、と実家の車(4WDでスタッドレスタイヤ装着)で近所のオートバックスへ行き、チェーンを調達してきた。さてそのチェーンを自分の車に装着しようと思ったが、屋外に駐車していたため車は完全に雪に埋もれてしまっているので、その雪を取り除くところから。そして周辺を雪かきして、やっとチェーンの装着が可能な状態になる。最近のチェーンは良くできていて、「50秒で装着!」というように非常に簡単に装着できるのを売りにしていたりするのだが、とにかく前準備に時間がかかるため、トータルでは軽く一時間ほどもかかってしまった。
さてチェーン付きの自分の車で夕方に銭湯へ行ってきた。良い気分で家に帰ってきたのだが、家の近所の路地で車がスタックしてしまった。なんということか。チェーンを着けていても、この前代未聞の豪雪にはかなわないということだ。一緒に出かけていた妻だけでなく弟夫婦まで動員して、総勢4名にて3時間にもおよぶ必死の救出作業により、なんとか車を動ける状態にはしたが、買ってきたばかりのチェーンはあっという間に切れてしまった。
これがすっかりトラウマになってしまい、しばらくは雪を見るだけで気分が悪くなった。
それでも、国道9号線で乗用車600台が立ち往生、みたいなのに巻き込まれるよりはよっぽどマシだと思うことにする。あーだけどチェーン代9,800円、もったいないなあ。