野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

日本一の屋台たちと天使のダミ声に酔いしれる

本日は高津宮のとんど祭りへ行ってまいりまして。へえそうです、あの「高津の富」の高津宮です。さる筋から、「かなりオススメである」という情報が参りまして。まず、(自称)日本一の屋台たちが出る、と。そして寄席あり、ライブあり、富くじあり。よく見るとあなた、「木村充揮の酔いどれライブ」なんて書いてあるじゃございませんか!
とりあえず朝9:55に谷町九丁目駅に集合。すみません堺筋線を南森町で乗り換えるべきところを天六で乗り換えてしまって遅刻しました。
まずは本殿にて御祭神にご挨拶を済ませた後、境内内を探査してターゲットとなる屋台を特定した。ライブ会場でもある公園内にベースキャンプを設定し、各自それぞれの屋台に食料その他の調達へと散開した。いやもう、午前10時をまわったばかりだというのに、各屋台にはすでに長蛇の列が。人気商品は売り切れ続出。だから集合時間が早いんである。
さて各自食料その他を調達してベースキャンプに帰還。わたくしは「藤久」にて生姜湯と寒ブリの塩焼き、豚の味噌焼き、稲荷おこわ。お前どんだけ食べんねん。へえすんません。そして日本酒をカップにて。いやー寒ブリの塩焼き、脂がのってて結構でございますな。酒がすすみます。まだ11時にもなってませんけど。俺ルールでは「休業日は正午を過ぎれば酒を飲んでも良い」が基本だが「ただし祝祭等の特殊事情がある場合はこの限りではなく、任意の時間に飲酒を開始することができる」ということになっているのだ。
さて最初にも書いたとおり、ここ高津宮はあの「高津の富」で有名なわけで、トラディショナルな「富くじ」がある。これはもちろん買わなければということで一枚。できれば「子の千参百六十五番」を買いたかったが、積んであるなかからわざわざそれをほじくり出すのもいささかはしたないかなと遠慮して、「子」の一番上に置いてあった「子の千参百参番」にしておいた。
さて一通り飲み食いして、地べたに座り込んでいると冷えてきたので本殿横のとんど焼きにしばらくあたって暖をとった。
午後1時から一回目の富くじ抽選の時間である。富くじを買ったときに、くじの札はシールになっていて、それを木片に貼付けて抽選用の箱の中に入れておく。この木片を取り出して当たりくじを決めるというシステムである。木片は最初は宮司さん、後はお稚児さんたちが次々と巨大な千枚通し様のもので箱の中の木片を突き刺して選んでいく。残念ながら我々のなかに当たりくじはなかったのだが、やはりくじを買ってあの抽選に参加するだけでもなかなか楽しいものだ。それにしても米60kgとか清酒二斗とか当ててしまった人たちは一体どうやって持って帰るのだろう。
そうこうしているうちに寄席は始まっている。落語は聴きたいが、どうも後のライブと時間がかぶっているようだ。うーむ仕方ない、ここはやはりライブを取るとしよう。何と言っても木村名人の酔いどれライブなのだから。
ライブは午後3時に始まった。おお!木村のオッサン登場!!あーでもなんかおじいちゃんになったなあ。
オーディエンスも酔いどれが多いけれども、憂歌団の時のような下品な野次は少なめ。ちょっと寂しい感じだが、まあしかたないわな。でも相変わらず木村さん、何言うてはんのかようわからんし、一杯引っ掛けながら、そしてタバコすぱすぱ吸いながら、ええ調子で。そしてやっぱり「天使のダミ声」は健在だ。いやー楽しいなー。
来年も来るぞ、万全の体勢で!