ブクレコの文体診断、サンプルを増やしていくと、だんだんと傾向が出てきた。レビュー33件のうち、トップが石川啄木7、続いて宮澤賢治5、そして夏目漱石、新渡戸稲造、芥川龍之介がそれぞれ4、だった。うむむ。
驚いたのは、サンプル数を増やしても診断結果の文豪の数が10人から増えなくなったことだ。なんてことだ、これではあと一月ほどで15人コンプリートなんて無理じゃないのか。
というふうに、人間には本能的に「コンプリート欲」があるんじゃないだろうか。でそこをうまく突いたのが、いま話題になっている「コンプガチャ」ですな。
などときいた風なことを書いているが、実はこのコンプガチャというのを知ったのはつい2週間ほど前のことだ。最初はたしかTwitterかなんかでこの単語を見かけたんだったかな。タイ料理かベトナム料理の一種かな、と思ってしまった。この、未知のものを見つけるととりあえず食い物にあてはめて考える、っちゅうのが何だかな。いわゆる「何それ、食えるんか?」というベタなボケ的発想ってことじゃないか。
コンプガチャだからアジアっぽいけど、これが「コンプガシャ」だと急にフランス語っぽくなるよな。Comme poux gachat、みたいなね。
このスパイシーな(違)コンプガチャ、やれ射倖心を煽るだのなんだのって、問題になってるらしいですな。ほんとにもう、誰か知らんけど、なんでそんなにおせっかいなんでしょうね。そんなんほっといたらエエやないの。こういう連中が生レバーを禁止するんだろうなあ。
あーもう今月いっぱいですよ、大手をふって生レバーを食べられるのは。今のうちに食べにいかなければ!