野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

Hey, Mr. Slowhand

クラプトンの"Slowhand"は、昔レンタルしたのをカセットテープにコピーして聴いていたのだけど、CDは持っていなかった。いまはもうカセットなんて聴けないし、いずれ入手しなければと思いながらいったい何年経ったことか。今ならタワレコで名盤セールだかなんだかで税別1,200円だ。たしか昨年ぐらいにAmazonでは千円以下だったのにな、と思いながら購入した。これでも十分安いだろ。名盤なんだし。

Slowhand

Slowhand

さてあらためて聴いてみると、1曲目の"Cocain"で、これってメインのリフ以外にこんな細かいフレーズがあれこれ入ってたのか、とちょっとびっくり。それにしてもあの歌詞、なんで"She doesn't lie"ではなくて"She don't lie"なんだろう?そりゃまあdoesn'tよりdon'tの方が歌いやすいかもしれないけど。"It doesn't mean a thing"ではなくて"It don't mean a thing"になってるみたいなもんかな。
このアルバムを通して聴いてみると、なんとなく"Wonderful tonight"だけがちょっと浮いた感じ。いや、もちろん名曲だし個人的にも好きなんだけど。アルバム全体に流れているレイドバックで土臭い感じとはちょっと違うかな、と。クラプトンを聴き始めた大学生ぐらいの時は、80年代の"Behind the sun"とか"Journeyman"あたりが良いなーと思っていたものだが、最近はやっぱりこの辺の70年代のアルバムがなんとも心地良く感じるようになってきた。
ま、おっさんになるってのはそういうことだ。