冷蔵庫にはベーコンが2枚あったしマッシュルームがいっぱいあるし月曜日にトンカツ作ったときのキャベツが半分以上残ってるし小麦粉もバターもあるし。牛乳とナツメグを買い足して、ちょいとクリームソースのパスタでも作ってみるか。
と思ったのは良いが、牛乳を買うのがけっこう難しい。いやその辺のスーパーで普通に売ってるんだから、買うのが難しいというのは正確ではない。日本で普通に買えるような500mlぐらいのパックを買おうと思うと、これはもう一気にミッションインポッシブル。単位がパイントだもんなあ。まあね、ありとあらゆるものが巨大なアメリカなので、何も牛乳に限った話ではないのだけど。この前もいわゆる鷹の爪を探したのだがなかなか見つからず、やっと見つけたと思ったら業務用かよ！と突っ込みたくなるようなボリュームの袋入り… こんなもん駐在中（何年になるか知らんけど）に絶対使い切れないというのに300バーツ賭けても良い。
などとぶつぶつ言いながらやっとのことで200mlぐらいのプラスチック容器に入ったものを見つけたと思ったら、生クリームだったりコーヒー牛乳だったり。Butter Milkというのも500mlサイズがあったので、とりあえずこいつで手を打った。
ベシャメル作るのなんて超ひさしぶりで手際悪く、焦がしそうになりながら（実際ちょっと焦げてると思うけど）なんとかそれらしいものを作り上げた。
いや、あんまりそれらしくないか… どうみてもチャンポンだろこれ。
キャベツの切り方が大きすぎたのと、盛った皿が浅すぎた（って言ってもこれしかないんだけど）のが敗因かな。
それでもまあ、見た目は残念だが味はけっこうイケる。
悪くないのだけど、この微妙な酸味はいったい？と思ったら、これはどうやらバターミルクの味らしい。酸っぱい牛乳やったんか… こいつあ失敗した。使い方が間違ってるんだろうな、たぶん。調べてみたら（買う前に調べろよ）、パンケーキなんかを作るときに使うらしい。もちろんそのまま飲むのも可。飲むヨーグルトみたいなもん？んーでもこれはちょっとなぁ。
なんかもう、だまされてばっかり（誰もだましてへんっちゅうねん）。
