どうも雨続きで難儀なことだが、阪急京都線も月曜日は上牧、火曜日は富田と2日連続で人身事故があったようで、これまたえらい災難でございますな。
災難といえば、ただいま未曾有の国難。前からAmazonのウィッシュリストに入れていたのを、これは今こそ読むべきだ、てことでダウンロードしたのが『田中角栄と安倍晋三』。
田中角栄と安倍晋三 昭和史でわかる「劣化ニッポン」の正体 (朝日新書)
- 作者: 保阪 正康
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2016/06/13
- メディア: Kindle版
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わたくしぐらいの年齢だと、田中角栄といえばもう、ロッキード事件で逮捕された政治家。金権政治の象徴のようなダーティなイメージしかなかったわけだが、なかなかどうして立派な政治家という側面もあったりするのですな。
昭和の歴史を紐解き、現在の平成の世の中と比較して、日本の何がどう劣化していったのかを論ずるこの本が出たのが約2年前。その時からすでに行政の独裁、メディア支配を問題視しており「安倍政権がこのまま続けば、いずれマスコミや立法、司法から犠牲者が出て、歪んだ戦前の独裁が現実になるかもしれない」などと書かれている。残念ながらこの予言は的中してしまったようだ。
だいたいわたくし、頭が悪い上に幼稚でしかもキモいあの首しょうは、見てるだけでイライラするので、早くどっか行ってしまわないかなと心待ちにしているのだけど、なかなかしぶといですな。