野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

「なにわ最強」はダテじゃない

急なトラブル対応のため、客先で消火作業。そもそも解決できるかどうかもよくわからない話だったので、とりあえず予定は終日空けておいた。しかるに、思いがけず昼過ぎには、すっきり解決とはいかないまでも現実的な落とし所で逃げきれそうな感じになってきた。いやあよかったよかった、というわけで、そこで無事に解放された。
さて、少し遅めの昼食を摂ろうか、というわけで件の客先の最寄駅である地下鉄深江橋駅近くにある、金久右衛門の本店へ行ってみることにした。金久右衛門に初めて行ったのはもう4年も前のこと、あの時は本店ではなく梅田店であった。本店の方が美味い、などと言われても当時は、深江橋なんぞに用事はなかろうと思っていたものだが、いやあ何がどうなるかわからんもんですなあ。
さて前回は定番にして基本メニューの金醤油というやつを食べており、次回は大阪ブラックを、と思っていたが結局は今回も金醤油を選んだ。これは食べ物に関してやたらコンサバであるというわたくしの性状との関連性も否定はしないが、それよりもやはり、折角であるから梅田店と本店の味の違いというのを確かめてみたい、という動機の方が強い。
うむう、端正なヴィジュアルですなあ。

4年も前に食べたラーメンの味なんか覚えてるかいな、と言われれば、あるいはそうかもしれない、と答えざるを得ないのであるが、いやそれでもやはり、本店の方が美味い気がする、というのが偽らざる感想である。醤油ラーメンかくあるべし、という感じの、実に説得力のある味であった。トッピングに味玉を追加したら良かったかな、と少し後悔したけども。あ、キクラゲも欲しいかな。
次はやはり大阪ブラックだろうか。しかし本店で大阪ブラックを食す機会が、次はいつ訪れるのだろう。また深江橋に来なければならない、というのは、実は決して平穏とはいえない状況である可能性が高いのだが…