昨夜の最後の焼酎は、やはり余計だった。本日は廃人なり。
しかしながら夜は桂吉弥さんの落語会。いや夜の部にしておいて良かった。昼間は廃人だったというのもさることながら、えげつない豪雨で、会場まで辿り着けたかどうか。
本日は、弟子の弥っこさんによる「寄合酒」、そして吉弥さんが「まめだ」と「悋気の独楽」、全部で3席。
「まめだ」も「悋気の独楽」も初めて観たが、いや実に面白い。特に「悋気の独楽」、お女中のお竹がごりょんさんに「おっしゃらなあきまへん」とけしかけるところの顔芸がたまらん。
あと、ごりょんさんがお竹にかんざしやら何やら与えようとするのを、「いえいえそんな勿体無い」といったんは固辞しつつも最後は「さよか」といって受け取る一連の流れ、あれって桂歌之助さんがやってた「はてなの茶碗」にもあったなあ。
それはそうと、古典落語に時々出てくる「じょうよのおまんじゅう」というのは「城陽のお饅頭」で、城陽はお茶どころなので、茶菓子として饅頭もええのんがあるんかいなぐらいに思っていたのだが、あれ実は「薯蕷のお饅頭」なんですな。
薯蕷というのは大和芋や山芋のことで、これらの芋で皮を作った饅頭がすなわち薯蕷饅頭であると。いやあ勉強になります。
ちなみにわたくし、雲龍という和菓子が城陽の特産だと思い込んでいたのですが。雲龍は今出川に本店のある俵屋吉富の銘菓であり、城陽は関係ないと。
城陽産の雲龍は、お茶ですな。
さっぱりワヤですがな。やれやれ。