野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

読書

それにしてもなんでプジョーなん?

発売当時ずいぶん話題になっていたようだが、けっこうなボリュームにビビってしまい、なかなか手を出せずにいた『サピエンス全史』、ついに意を決して読むことにした。 タイトルの通り、ホモ・サピエンスの歴史だ。ホモ・サピエンスって要するに現生人類のこ…

たこ焼きにはビールの方が良いと思うけどね

「居酒屋の巨匠」を自称する太田和彦氏に、あまから手帳から「関西の居酒屋を取材連載しませんか」という依頼が来た。居酒屋の本を何十冊も書いてきた太田氏は、これを挑戦状であると受け止めた。関西の店もよく知っているようだが、調子に乗ったらあかん、…

拘留512日 大学ノート62冊 餃子1日100万個

『国家の罠』を読んだら、やはり副読本として『獄中記』も読まねばばらない。いや、読まねばならないのかどうかは知らんけど、何となく。でも、『国家の罠』はすでに2回読んだというのに、あのボリュームに恐れをなして、『獄中記』にはなかなか手を出せずに…

貴種流離譚という見方もできますね

『十二国記』revisited企画、今度は『東の海神 西の滄海』、舞台は雁国だ。この国の延王は『月の影 影の海』にも前作の『風の海 迷宮の岸』にも出てますな。その前作ではこの十二国記の世界(「常世」と言うのだそうな)における麒麟システムについて説明し…

おミソかと思ったら意外とやるんだぜ、みたいな

『十二国記』の世界では、あらゆる生き物は木から果実として生まれてくる。王を見つけ、仕える麒麟もしかり。ただし麒麟の場合は「蓬山」にある木の果実としてうまれ、女怪たちに大切に育てられるのだそうな。ところがこの世界では時々、蓬莱(こちらの世界…

キリンさんが好きです、でも

『月の影 影の海』は『十二国記』の導入編で、読者は十二国記ワールドがいかなるものか、を何となく理解できるようになっている。さてそれでは陽子はこれからどうなるのか、と勢い込んで続編の『風の海 迷宮の岸』を読むと、これがまた全然別の(と言っても…

蓬莱といえば豚まんよな

『十二国記』の『月の影 影の海』、一気に下巻へ。月の影 影の海〈下〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)作者: 小野不由美,山田章博出版社/メーカー: 講談社発売日: 1992/07/20メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 32回この商品を含むブログ (81件) を…

記憶をリフレッシュするのだ

物語が途中で止まり、かれこれ10年以上も経ってしまって続編はもう出てこないのだろうとほぼ諦めていた『十二国記』の新作が出る、という驚きのニュースが昨年の12月に伝えられた。時期は未定であるが2019年に出るはず、とのこと。朗報である。が、ずいぶん…

沖漬けも旨いんだけどね

昨年の暮れから年明けにかけて、『お友だちからお願いします』をちびちびと読んでいた。年末年始ぐらい、もうちょっと賢そうだったり格調高いものを読んだらどうか、と思わんでもないが、まあレイシストのヘイト本よりはマシってもんでしょう。お友だちから…

金沢でプールといえば21世紀美術館でしょうが

待望の『和菓子のアン』の続編が出たのでさっそく買い求める。アンと青春 (光文社文庫)作者: 坂木司出版社/メーカー: 光文社発売日: 2018/10/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る何のことはない、ちょいデブな女の子が和菓子屋でアルバイトを…

「大阪こちずぶらり」ダウンロードしました

大阪は水の都、なんて言われて実際やたら川が多い。7000〜8000年前の縄文海進期には、上町台地を除いた大阪市内のほとんどが海の底だった。そして、その名残は今でもそこかしこに見つけられる。その辺りをネタにあることないこと語っているのが『 大阪アース…

あんたいつのまにそんなえらなったん

『三国志』もついに第12巻、最終巻だ。三国志 第十二巻 (文春文庫)作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/04/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る司馬懿の後を継いだ司馬師、皇帝の曹芳があまりに素行が悪いので廃位してし…

司馬懿が一芝居打ったってか

読みかけの『三国志』第11巻と、さらに第12巻も持って出張に。新幹線の中で、さてまずは11巻を読もう、と思ったが見つからない。なんてこった、第11巻を家に忘れてきたか、しかし読みかけの第11巻をすっ飛ばして第12巻を読むわけにもいかない。ううむこの際…

誰が変態やねん

『三国志』第10巻。三国志 第十巻 (文春文庫)作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/04/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る街亭の戦いでは馬謖がやらかしてしまって敗走、ところがこれに懲りずに蜀はまた北伐を敢行すると…

誰しも好き嫌いってのはありますわな

『三国志』第9巻。三国志 第九巻 (文春文庫)作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/10/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る事あるごとに曹操と比べられてちまちまとディスられていた気の毒な曹丕、あっさりと病死してしまっ…

Don’t hate your enemies.

『三国志』第8巻で、ついに関羽は戦死してしまう。三国志〈第8巻〉 (文春文庫)作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/10/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る赤壁の戦いの時に諸葛亮が周瑜をだまくらかして掠め取った荊州を…

矢のリユースも作り話ですってよ

『三国志 第7巻』。周瑜が苦労して江陵を攻め落としている間に、劉備が荊州を掠め取るの巻。いやーヒドいですなまったく。三国志〈第7巻〉 (文春文庫)作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/10/07メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件)…

臥龍ハンパないって

宮城谷版『三国志』もいよいよ第6巻。全十二巻の折り返しだ。やっとここまで来たか、という気がする一方で、もうそんなとこまで来たのか、とも感じる。三国志〈第6巻〉 (文春文庫)作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/10/08メディア: 文…

アンタあんまり評判よくないぜ玄徳

第五巻。袁術を見限った孫策が、周瑜と合流した。これから先、孫策と周瑜の大活躍が語られるのかと思ったら、その辺はぼちぼちで、そうこうしているうちに孫策は殺されてしまって、あれ?三国志〈第5巻〉 (文春文庫)作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春…

袁紹の下におって、仁義もクソもあるかい。

第四巻。暴虐の限りを尽くす董卓をいかにして誅滅するか。というところで登場するのがリーサルウェポン・呂布奉先だ。いや呂布って董卓の手下じゃないの、と思うがリーサルウェポンにとってはそんなの関係ねえ。王允に上手いこと言いくるめられて本当に董卓…

腕の長いチンピラ登場

『三国志 第三巻』。三国志〈第3巻〉 (文春文庫)作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/10/09メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 8回この商品を含むブログ (14件) を見る霊帝が崩御した。その後のゴタゴタの中で大将軍の何進、そして袁紹、…

外戚去ってまた宦官

曹操も孫堅も劉備もまだ生まれないうちに、順帝が急死して終わってしまった『三国志 第一巻』。おいおいどうするのよ、と思いつつ第二巻へ。三国志〈第2巻〉 (文春文庫)作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/10/10メディア: 文庫 クリック…

前座だけで終わっちまったよ

最近WOWOWでやっている中華ドラマ『軍師連盟』、主役は司馬懿仲達で、これがなかなか面白い。観ているうちに、またちょいと三国志を読んでみたくなった。以前に読んだ北方謙三版を読み直すか、あるいは他の作者のものに手を出すか。 どうせなら読んだことの…

しっかり予習しました

「アースダイバー」とか「アースダイビング」って言っても、通じる人はあまり多くない。説明すると、ああ、ブラタモリみたいな。と納得される。うんまあそんな感じですね、というけど実はわたくしあの番組は観たことが無いのです。あいすみません。別段タモ…

文句言いながらもやっぱり読むのよね

ああまた「ビブリア古書堂」シリーズですか。これ、読んだやつかな?最近出たばっかりっぽいから、たぶんまだ読んでないな。ん、『扉子と不思議な客人たち』?扉子って誰よ? などと言いながら結局は買う。このシリーズはもうええよな、といつも思うのだけど…

しゅべらど、とか

筒井康隆の短編小説「走る取的」は『将軍が目醒めた時』に収録されている、と長い間(30年以上)思い込んでいたけれども、それは間違っている。盆休みに実家に帰った時に確認した。正解は『メタモルフォセス群島』だった。何てこった。個人的に『将軍が目醒…

チャレンジとかバイセルとかキャリーオーバーとか

少し前に読んだ小説『不発弾』には 大手電機メーカーの粉飾決算の話が出てくる。そのメーカーは米国の原発メーカーを買収し、減損処理を巡ってあれこれと難儀するわけだが、まああんなもん誰が見たって東芝のことだって丸わかりなわけで。 で、『東芝の悲劇…

同志社って東京にもサテライトキャンパスがあるんですって

神学というのはいったい何を研究するのかというと、「ピンの上で天使は何人踊れるか」なんていうことを議論するのだそうだ。アホちゃうか、と思ってしまうが、実際のところこのピンの上で云々というのはどちらかというと、スコラ学をディスるためのネタ、と…

「にょ」は3個でおしまいです

店頭に並んでいる『にょにょにょっ記』を見て、あれ?前に読んだのって『にょにょにょっ記』と『にょにょっ記』のどっちだったっけ?と、ちょっとウロっときた(少なくとも『にょっ記』ではない、ということだけは把握しているが)。大丈夫、あれは『にょに…

小松みどりと五月みどりは本物の姉妹ですよ

お、『暗幕のゲルニカ』、意外と早く文庫化されたな。暗幕のゲルニカ (新潮文庫)作者: 原田マハ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2018/06/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る「ゲルニカ」はピカソの絵で、ナチスによるゲルニカ空爆に抗議する…