野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

読書

いやいや豆屋ってあーたそんな

『パンク侍、斬られて候』を読んですっかりヤラれてしまったので、これはぜひ読んでみねばなるまい、と手を出したのがデビュー作の『くっすん大黒』。くっすん大黒 (文春文庫)作者: 町田康出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/05/01メディア: 文庫購入: 1…

カッパの祟りとかその他いろいろ

あれま小野不由美さんの新作ですか。そんなもんよりとっとと『十二国記』の続きを書いてくださいよ、と思いながらも『営繕かるかや 怪異譚』に手を出す。営繕かるかや怪異譚 (角川文庫)作者: 小野不由美出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/06/15メディア…

ディスるつもりは無いんですよ。でもなんだかモヤっとするなあ。

破壊的イノベーション(disruptive innovation)、なんてことをクリステンセンが言い出したのは1990年代半ばごろのこと。disruptionという単語にはもともと分裂とか中断なんていう日本語があてられている。確かに、それまでのゲームのルールをチャラにする、…

そんな名前つけたらいつまでたっても終わらんのとちがいますか

月日の経つのは早いもの。もう『下町ロケット ガウディ計画』が文庫化されているではないですか。下町ロケット ガウディ計画 (小学館文庫)作者: 池井戸 潤出版社/メーカー: 小学館発売日: 2018/07/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る「ロケ…

電気羊も読んでみないとね

<映画の見方がわかる本>とはまた、えらく大きく出たもんだなオイ、と思いながら『ブレードランナーの未来世紀』を読んだ。〈映画の見方〉がわかる本 ブレードランナーの未来世紀 (新潮文庫)作者: 町山智浩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/10/28メディ…

腹って振れるもんですか?

いずれ読んでみなければ、とずっと思っていたのだ。INU、じゃなくて町田町蔵、でもなくて町田康。どこから手をつけよう、と思っていたら映画化された関係で書店に平積みされていたので『パンク侍、斬られて候』。パンク侍、斬られて候 (角川文庫)作者: 町田…

そら河童はないと思うで

単行本で出た時から「これは読まねば」と手ぐすね引いて待ち構えていた『あの家に暮らす四人の女』が文庫になった。意外に早かったな。あの家に暮らす四人の女 (中公文庫)作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2018/06/22メディア: 文庫こ…

「この物語はフィクションです」とはどこにも書いてない

いやあ、ねえ。WOWOWドラマWの原作は、ほぼ間違いなく面白い、てのは知ってましたよあたしはね。でもやっぱり、ハズレなしですねええ。で今回は『不発弾』。不発弾 (新潮文庫)作者: 相場英雄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2018/05/27メディア: 文庫この商…

やはりルーブルを観るは一週間かかるわけですね

原田マハの小説はけっこう読んでいるけども、エッセイは初めてだ。フーテンのマハ (集英社文庫 は 44-3)作者: 原田マハ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2018/05/18メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る『フーテンのマハ』というタイトルはもちろ…

国体は二度死ぬ

そろそろちょっとイカツいやつでもいっとくか、てことで『国体論 菊と星条旗』。国体論 菊と星条旗 (集英社新書)作者: 白井聡出版社/メーカー: 集英社発売日: 2018/04/17メディア: 新書この商品を含むブログ (7件) を見るそもそも国体(國體)とは何か、とい…

「デブの喧嘩」とは言い得て妙

北大路公子大先生の新刊『すべて忘れて生きていく』が出た。もちろん読む。すべて忘れて生きていく (PHP文芸文庫)作者: 北大路公子出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2018/05/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見るおビールを飲む、相撲を観る…

英語業界の闇?

『スタッキング可能』を読んだのは5年も前のことだったか。あの異様な世界観に魅せられ、他にも何か読んでみたい、と思ったものだ。その後に出たのが『英子の森』。今さらな感じだが、読んでみた。 英子の森 作者: 松田青子 出版社/メーカー: 河出書房新社 …

いわゆる「よそさん」のことですよね

京都では、昔からそこに住む「地の人」に対して、どこか他の場所から移り住んできた人のことを「入り人(いりびと)」と呼ぶのだそうな。へええ。で、原田マハの『異邦人』、このタイトルを「いりびと」と読ませる。 異邦人(いりびと) (PHP文芸文庫) 作者: …

そうかヴァンゲリスはもういないのか

『ラオスにいったい何があるというんですか?』が文庫化されましたねえ。 ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 (文春文庫 む 5-15) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/04/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) …

ラプラシアンと久闊を叙す

ちくま学芸文庫に『物理現象のフーリエ解析』なんていう本があるのを見つけた。うわ、そんなもん文庫にするのか、と興味を覚えて、つい手を出してしまった。物理現象のフーリエ解析 (ちくま学芸文庫)作者: 小出昭一郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2018/…

『FIRE DOG』から3曲

先日購入した『紅盤』を最近けっこうヘビーローテーションしている。1曲めの『ベリーベリーストロング 〜アイネクライネ〜』の元ネタ(?)である伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』も読んでみなければ、ということで。アイネクライネナハトムジーク…

つまり「懶惰の説」の実践でありましょうか

『アースダイバー』の新作が出ているじゃござんせんか。さっそく読んでみたところ、今回は縄文期の地層がどうのこうの、という話ではなく(ちょっとだけあるけど)、「聖地」についての話だ。だから、『アースダイバー 東京の聖地』。アースダイバー 東京の…

なんで斜線を引くんだよ

立花隆氏がどこかで、「自分の身の丈に合わない本を無理して読まない方が良い」てなことを言っていたような気がする。あるいはそうかもしれない、と思う。多分に時間の無駄だ。もうたいがいおっさんになって、自身の残り時間について少しは真剣に考えないと…

繭美はドカベン世代なんだな

WOWOWで『バイバイ、ブラックバード』のドラマをやっている。とりあえず録画はしたけど、まだ原作を読んでない。てことで、慌てて読みました。 バイバイ、ブラックバード (双葉文庫) 作者: 伊坂幸太郎 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2013/03/14 メディア:…

進化したのか?

ノーム・チョムスキー。生成文法で有名ですね。生成文法って何だかよくわからないけど。言語学者のくせに「アメリカを占拠せよ!」とか。そのチョムスキーの名前が入った『チョムスキー言語学講義』なんてのがちくま学芸文庫で出ていて、ちょっと悩んだけど…

「バカが威張る」時代なんですよ

どうも雨続きで難儀なことだが、阪急京都線も月曜日は上牧、火曜日は富田と2日連続で人身事故があったようで、これまたえらい災難でございますな。災難といえば、ただいま未曾有の国難。前からAmazonのウィッシュリストに入れていたのを、これは今こそ読むべ…

Both sides of the sky

没後50年近くが経とうというのに、いまだにジミ・ヘンドリックスの未発表音源を含むアルバム、なんてのがリリースされたりしてますわね。そんな中で中島らも先生の新刊?!と思ったら、過去のエッセイ、小説、詩などのコンピレーション。お題は「恋」。つま…

大阪に羆はいませんからね

映画『マンハント』が公開中ですな。原作は西村寿行の『君よ憤怒の河を渉れ』と。おお、これずいぶん昔、たぶん高校ぐらいの時に読んだぞ、でも全然内容覚えてないなあ、ということで読み直してみることにした。 君よ憤怒の河を渉れ (徳間文庫) 作者: 西村寿…

また引っかかってもた

表紙にどどんとエマニュエル・トッドの写真が出ていて、『世界の未来』なんていうタイトルがついていると、「お、トッドの新刊が出たな」なんて言ってついうっかり手を出してしまうお調子者が世の中にはけっこういるんだと思う。自慢じゃないがそのうちの一…

チェコのシュニッツェルは豚肉が主流だそうです

『プラハの憂鬱』が文庫化されて『亡命者の古書店』になった。 亡命者の古書店: 続・私のイギリス物語 (新潮文庫) 作者: 佐藤優 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/01/27 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 以前に読んだ『紳士協定』の続編で、…

そんなに意外ですか?

洋画の台詞を理解するには、聖書の知識が必要だ、なんてことが言われたりする。聖書じゃなくても、まあ色々と文化的なバックグラウンドがないとなかなか難しかったりすることがありますわな。で、そのあたりのウンチクを、あの町山智浩さんがこれでもかとば…

どいつもこいつもロクデナシばかりですか

「CIA秘録」の下巻をやっと読み終わった。ずいぶん時間がかかってしまった。 CIA秘録〈下〉-その誕生から今日まで (文春文庫) 作者: ティムワイナー,Tim Weiner,藤田博,山田侑平佐藤信行 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2011/08/04 メディア: 文庫 購入:…

灰の遺産?

サダム・フセイン政権は大量破壊兵器を隠し持っている、といって始まったイラク戦争は、どうもガセだったみたいです、どうもさーせん、てなことになってしまった。ガセネタを流したのは誰か。CIA秘録〈上〉―その誕生から今日まで (文春文庫)作者: ティムワイ…

イノベーションイノベーションってやかましわ

もう昨年の秋ぐらいから、やたらとこの手の本を読んでちょっとうんざり気味なのだけども、まあ致し方なく『イノベーションを実行する』てやつを。イノベーションを実行する―挑戦的アイデアを実現するマネジメント作者: ビジャイ・ゴビンダラジャン,クリス・…

「目が散る」からメチルアルコール、って覚えたもんさ

昨年の暮れぐらいだったかに文庫化された、原田マハの『太陽の棘』。正月にゆっくり読もうと思っていたのだが、実際にはほんの10ページほどしか読めず。 でこの前の3連休でなんとか読み終わった。太陽の棘 (文春文庫)作者: 原田マハ出版社/メーカー: 文藝春…