野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

読書

ピョートルって誰?

『チーム・バチスタの栄光』を読んだのはずいぶん昔だ。それ以降、「桜宮サーガ」と呼ばれる、あの長大な作品群をあれこれ読んだがものだが、最近はフォローしていない。ちょっと飽きた、というか何を読んでどれを読んでないのか、よくわからんようになるの…

昔からいろいろあったようで

先日出張へ行った帰り、あまり仕事などする気分でもなく、在来線の特急で読むのに適当な本はないかな、と書店で物色していると「落日の轍」という本が目についた。落日の轍 小説日産自動車 (文春文庫)作者:高杉 良出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2019/03/…

スカしてんじゃねえぞリック

ミシマ社で出してる本はどれも面白いなー、と思いながら『あわいの力』を読む。あわいの力 「心の時代」の次を生きる (シリーズ 22世紀を生きる)作者:安田登出版社/メーカー: ミシマ社発売日: 2013/12/26メディア: 単行本著者の安田登さんは能楽師、というの…

「ちょっと贅沢なビール」みたいじゃないか

どういうきっかけでだったか思い出せないのだけども、中上健次の『路上のジャズ』を読んでみたい、と思って心斎橋のブックファーストとか喜久屋書店で探したのだけど見つからない。梅田の紀伊國屋書店でやっと見つかった。路上のジャズ (中公文庫 な)作者:中…

とりあえずサムギョプサルでも食わないか

『サトコとナダ』という漫画がある。ということをわりと最近知った。アメリカに留学したサトコがサウジアラビアから来たムスリムのナダとルームシェアする、という話だ。ムスリムに対して一般的な日本人が持っているステレオタイプなイメージに対して、実は…

Unidentified Mysterious Animalがなぜ『元気です。』なのか

『何度でもオールライトと歌え』がかなり好みだったので、他にも何か読んでみたい、ということで見つけたのがちくま文庫の『ゴッチ語録 決定版』。ゴッチ語録 決定版: GOTCH GO ROCK! (ちくま文庫)作者:後藤 正文出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2016/05/1…

並べ換えたら一文字違いだし

ユヴァル・ノア・ハラリという名前がなかなか覚えられず、どうしてもアルヴァ・ノト・ハラリになってしまう。名前は覚えられないが『サピエンス全史』はなかなかスゴい本だったと思う。 そのハラリの『ホモ・デウス』はまだ読んでないのだけど、『21 Lessons…

銀河とか渾沌とか何でやねんな

『泣き虫 弱虫 諸葛孔明』第伍巻の文庫がそろそろ出てきても良い頃じゃないのかな、と思いつついろいろ調べていたら、酒見賢一氏のデビュー作品という『後宮小説』を見つけた。後宮小説(新潮文庫)作者:酒見 賢一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/08/01…

ほんまに人ごとちゃいまっせ

ノーム・チョムスキーは言語学者だ。それでは、ということで彼の本職である言語学の、例えば『チョムスキー言語学講義』なんてのを読んでみると、 壊滅的なまでに理解不能で打ちのめされたりする。 やはりチョムスキーは、アメリカの格差や政治家の欺瞞を糾…

だいたいみんな死んでまうんやで

十二国記の新作『白銀の墟 玄の月』、ついに第四巻に。白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)作者: 小野不由美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2019/11/09メディア: 文庫この商品を含むブログを見るやっぱりそうですよね、という展開から、しかしそう…

お釈迦様でも知らぬ仏の

十二国記『白銀の墟 玄の月』、第三巻。白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)作者: 小野不由美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2019/11/09メディア: 文庫この商品を含むブログを見る第二巻で、えーそんな無茶な話アリなんですか、と思っていたらこの…

それじゃ表紙のアイツは誰なんだ

『白銀の墟 玄の月』の第二巻へ。けっこうなペースだ。白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)作者: 小野不由美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2019/10/12メディア: 文庫この商品を含むブログを見る泰麒はずいぶんと大胆な行動に出た。蓬莱で6年間を過…

飛ばねえ麒麟はただのガキだ

やっと十二国記の新作『白銀の墟 玄の月』に着手した。とりあえず第1巻。白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)作者: 小野不由美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2019/10/12メディア: 文庫この商品を含むブログを見るこの話は18年前の『黄昏の岸 暁の…

シリアルキラーはゴルトベルク変奏曲がお好き

トマス・ハリスの新作、ということなので、どんな内容かよく知らないままに買って読んだ『カリ・モーラ』。カリ・モーラ(新潮文庫)作者: トマス・ハリス出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2019/08/09メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る世間にはわ…

落穂拾いもしっかりと

『十二国記』シリーズの旧作をおさらいし、今までのストーリーをあらためて把握できた。 といいたいところだが、実はまだ短編集の『華胥の幽夢』が残っていた。実際のところこれは外伝とでも言うべきもので、これを読まなかったからといって特に支障は無いの…

マルクスは数学が苦手なんですって

ソヴィエト連邦は崩壊し、共産主義革命は失敗だったということがはっきりしてるのに、今さらマルクスなんぞ読んでどうするの?という人はけっこう多いのかもしれない。 マルクスってのは結構ロクデナシだったようで、まともに仕事もせず、金持ちのぼんである…

行田市なんて初めて知ったよ

『陸王』の文庫が出たので読んでみた。陸王 (集英社文庫)作者: 池井戸潤出版社/メーカー: 集英社発売日: 2019/06/21メディア: 文庫この商品を含むブログを見る700ページもあるけど、数日ほどで読み終わってしまった。 老舗の足袋メーカー、こはぜ屋が新規事…

Show the flagって言われたのかな

『黄昏の岸 暁の天』の上巻では、景王陽子に雁国王尚隆、そして延麒六太が登場してえらい事になったなおい、と思っていたら下巻ではついに強烈すぎる新キャラ・氾王と麒麟(氾麟)が現れた。黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハー…

アイツまたおらんようになったらしいで

『十二国記』revisied企画もいよいよ『黄昏の岸 暁の天』までやってきた。黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)作者: 小野不由美,山田章博出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/05/15メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 20回…

おばちゃんってワイルドだもんな

前から気になっていた『おばちゃんたちのいるところ』が、早くも文庫になった。よしよし。おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are (中公文庫)作者: 松田青子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2019/09/30メディア: Kindle版この商品を含…

もう間に合わないかもしれない

今年『十二国記』シリーズの新作が出る、と聞いたのでせっせと読み直しつつ記憶をリフレッシュしていたが一向に出てくる気配がない。何だよそれ出る出る詐欺かよ、と文句言いつつ旧作を読み進めるのはホールドしていたわけだが、いよいよ10/12にリリース、と…

「すぐ帰るマン」vs 松岡修造

途中まで読んで一時中断していた『『罪と罰』を読まない』の残りを一気読みした。 いやー面白かった。『罪と罰』を読まない (文春文庫)作者: 岸本佐知子,三浦しをん,吉田篤弘,吉田浩美出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2019/07/10メディア: Kindle版この商…

まるで喜劇じゃないの

『罪と罰』の下巻を読み終わった。疲れた。罪と罰〈下〉 (新潮文庫)作者: ドストエフスキー,工藤精一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1987/06/09メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 34回この商品を含むブログ (114件) を見るこの小説の登場人物に、マトモ…

ロージャってどうしようもないクソ野郎だよね

『『罪と罰』を読まない』を読んだらずいぶん面白かった。『罪と罰』を読んだことのない4人が集まって、断片的な情報をもとにストーリーの詳細を推理する、という内容だ。わたくし自身はずいぶん昔に読んだ。ひょっとしたら2回ぐらいは読んだかもしれない。…

本題はそちらではなくて

「恐怖は想像力の代償だ」 映画『レッド・ドラゴン』の中で、FBIの捜査官ウィル・グレアムがハンニバル・レクター博士と対面するシーンに出てくる台詞だ(「想像力の代償は、恐怖だ」だったかもしれない)。 あれって原語では何て言ってるんだろう?と思って…

We gotta install microwave oven

日本の農業就業人口は減少の一途をたどっていて、だから国としても新規就農をサポートしたりするのだけど、素人がいきなり思いつきで始めてすぐにモノになるほど農業ってのは甘かねーんだよ。 ということですわね。農ガール、農ライフ (祥伝社文庫)作者: 垣…

何度でもぷぷぷと笑った

ASIAN KUNG-FU GENERATIONって別にキライじゃないけど、正直それほど好みじゃない。でもゴッチこと後藤正文の言動にはちょっと注目していた。で、『何度でもオールライトと歌え』も読んでみたいと思っていた一冊。何度でもオールライトと歌え作者:後藤正文出…

カナマロって何語なんだろうと思ったら

『内閣調査室秘録』という本がやたら面白い、と誰かがTwitterに書いていたので、読んでみた。内閣調査室秘録 戦後思想を動かした男 (文春新書)作者: 志垣民郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2019/07/19メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る現在…

あれもこれも入ってへんやないか

どうも最近、何でもかんでも「教養としての」って付ければ良いって思ってないかお前ら。ほら、また出てきたよ『教養としてのロック名盤ベスト100』って。教養としてのロック名盤ベスト100 (光文社新書)作者: 川崎大助出版社/メーカー: 光文社発売日: 2019/07…

頭のてっぺんから爪先まで

群ようこさんは1994年に『肉体百科』という「人間の肉体にまつわる抱腹絶倒エッセイ集!」を出していたらしい。残念ながらわたくしはそれを読んだことがないのだが、今回その続編とも言える『よれよれ肉体百科』を先に読んでしまった。よれよれ肉体百科 (文…