読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

篠川さんちはそうめんに天ぷらが付くらしいよ

ああまた『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズの新作が出ている。今度は『栞子さんと果てない舞台』。ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)作者: 三上延出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2017/02/25メディア: 文庫…

これが昭和テイストか

どこのどいつか知らんが、『ビジネスエリートの新論語』なんて、また小賢しい本を出しやがって。こうやって利いた風なことを抜かす奴らが幅を利かしているのを見て苦々しく思う今日この頃。どれ、誰が書いたんだこれ。なに、司馬遼太郎?ああごめんなさいご…

そしてイーヨーも

高校生とか大学生のころ、大江健三郎の小説をあれこれと読みあさったものだ。それらの小説には必ずと言っていいほど、「壊す人」、「オシコメ」、「亀井銘助」といった人物が登場する、「谷間の村」に語り継がれる不思議な物語が引用される。 とはいうものの…

アレとコレとかき集めてがっちゃんこして一丁あがり、てか

世の中に異変が起これば、それは商売のチャンスである、と考える人々というのがいる。先般の、変な髪型したおっさんが大統領になったという事件についても、これに便乗してひと儲けしてやろうと目論む連中が後を絶たないわけだ。で、例えば『トランプは世界…

泣ぐ子いねが

NHKの『100分de名著』の『野生の思考』編を観ていたら、『火あぶりにされたサンタクロース』なんて本が紹介されていた。なんだおい、そんなの知らんぞ、要チェックやんけ、と思っていたところに、先日の『回・転・展』の会場で売っていたのでさっそく買い求…

相変わらずてんこ盛りですなあ

さてたまには内田せんせの本も読んでおこう。 てことで新書になった『街場の共同体論』。潮新書 街場の共同体論作者: 内田樹出版社/メーカー: 潮出版社発売日: 2016/12/29メディア: 新書この商品を含むブログを見る共同体を維持していくには、その中にだいた…

んなもんわかりゃしねえよ

世の人もすなる◯◯といふものを、我もしてみむとてすなり。というタイプのエッセイみたいなものというのは、けっこう多いように思うのだ。で、この◯◯の部分が、まあ普通の人ならやってないはずがないよね、てな事なのにやったことがない。そこにちょっとダメ…

ミスジ美味いよね

『漁港の肉子ちゃん』ってまた、すごいタイトル。漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)作者: 西加奈子出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/04/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (17件) を見る肉子ちゃんの本当の名前は菊子だけれども、それを知っている人は…

人類はみな兄弟とか言ってたし

誰しも生物学上の母親と父親がおり、その父母にもやはりそれぞれ母親と父親がおり、以下同文。と考えると、その数は40代ほど遡っただけで1兆を超えてしまう。んなアホな、とは思うが、この理屈のどのあたりがどういう風におかしいのかをうまく説明できず、ど…

ユルいアントレプレナー

ミシマ社という出版社については、少しだけ聞いたことがある。なんだか面白そうな本を出している、ちょっと変わった出版社だ。そして社長の名前は三島邦弘、そのまま社名になっているのだな。 その三島さんがミシマ社について書いた本が『計画と無計画のあい…

お嫌いですか?お好きです

『ヤッさん』というとつい、「怒るでしかし!」とか「めがねめがね」なんて連想してしまうんだけども、もちろんそういう話ではなく。ヤッさん (双葉文庫)作者: 原宏一出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2012/10/11メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含む…

天網恢恢疎にして時折漏らす

伊坂幸太郎の小説は表紙のデザインも良いなあ、と思う。文庫化された『首折り男のための協奏曲』を読んだ。首折り男のための協奏曲 (新潮文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/11/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る長…

けったいなおはなし

ニットキャップシアターが公演で『ねむり姫』をやったという。残念ながらわたくしは観ることが叶わなかったのだが、せめて原作でも、ということで。ねむり姫 澁澤龍彦コレクション (河出文庫)作者: 澁澤龍彦出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/02/15…

ちょっとしつこいですか

『本日は、お日柄もよく』は初めて読んだ原田マハ本だ。数ヶ月ほど前から、書店で妙に目立つなと思っていたら、ドラマ化されるのだと。では改めて読み返してみましょう、ということで。本日は、お日柄もよく (徳間文庫)作者: 原田マハ出版社/メーカー: 徳間…

To make a long story short

ずいぶん長い時間をかけて全4巻の『第二次世界大戦』をすでに読んだのだから、もうええやん、てなもんだが、やはり気になるので『第二次大戦回顧録 抄』も読んでみた。第二次大戦回顧録 抄 (中公文庫―BIBLIO20世紀)作者: ウィンストンチャーチル,Winston Chu…

セバスチャンの棄教

マーティン・スコセッシが『沈黙』を映画化するという。なんてこった、あんなもんどうやって映画にするんだ。と思ったが、いやまてよ、そもそもあの原作って読んだことあったっけ?と正月に実家の本棚を漁ってみたが見つからない。読んだこと無いんやんけ。…

国民的作家は中二だってカバーするのだ

『風神の門』下巻に入ると、「謎の技を駆使する風魔の集団・伝説の忍者獅子王院との忍術合戦」(Wikipediaより)てなことになり、これはもういよいよ少年ジャンプ的展開。中2のときに読んでいたらもうすっかりハマっていたかもしれんなあ、と思いつつ苦笑す…

そんなことがありましたよね

どうやら北方領土なんてとても戻ってきそうにないですね、という昨今。あらためて『国家の罠』を読み直した。国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―(新潮文庫)作者: 佐藤優出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/09/11メディア: Kindle版この商品を含む…

木野で飲んでみたいよね

『女のいない男たち』が文庫化されましたですね。女のいない男たち (文春文庫 む 5-14)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/10/07メディア: 文庫この商品を含むブログを見るこのタイトル、実はヘミングウェイの短編集からとったんですな。…

養老せんせも相変わらずですね

1932年に国際連盟が、「いま最も重要を思われるお題について、議論したい相手を選んで手紙を書いてください」とアインシュタインに依頼したところ、「戦争」というテーマで、相手には精神分析学者のフロイトを選んだのだそうだ。その往復書簡が『ひとはなぜ…

ノーベル化学賞とは別の人ですよ

たぶん中学校の社会科の授業あたりで昭和史みたいなものがちょこっとあって、1950年代の後半から1970年代にかけて高度経済成長の時代があった、と習ったのだと思う。そのころ池田勇人首相が所得倍増計画というのをぶち上げて、んなアホな、と言ってたけれど…

さりげなく藤原先生も登場してますね

何かのはずみで、Kindleストアのおすすめに出てきた『現代思想の遭難者たち』なんて本をついポチっとやってしまった。いや、何となく面白そうだったんで。現代思想の遭難者たち (講談社学術文庫)作者: いしいひさいち出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/05…

アートの島なんだから別に来なくても良いじゃないか

個人的に007祭りを開催中なんであるが、それならばぜひ、とさる方が勧めてくださったのが『ジェームズ・ボンドは来ない』という小説だ。ジェームズ・ボンドは来ない (角川文庫)作者: 松岡圭祐出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2015/11/25メディ…

どてやき本日で終了です

日曜日に作ったコンフィをちょっと試食してみた。 うむ。美味いなこれは。ところで、『小説家という職業』が文庫化されましたな。職業としての小説家 (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/09/28メディア: 文庫この商品を含むブログ…

You can't always get what you want

実は先日の『問題は英国ではない、EUなのだ』と併せて『グローバリズム以後』も買っていたのですよ。 これまたエマニュエル・トッドへのインタビュー(こちらは短めのものが多い)を集めたものだが、まあだいたいトッドの主張するところはそう大きくは変わら…

体脂肪率42%の衝撃

北大路公子大先生の新刊が出ているではないですか。つい最近、この7月にも『ぐうたら旅日記』が出たばかりではなかったのか。おビール飲んでばかりいると思ったら、意外と働き者なのか?もともと単行本で出ていたものが文庫化されただけだと言っても、そのま…

ISDNって知ってるかい?

いったいどういう意味なんだろうな、と書店等で『64』を見かける時にいつも思い、長らく気になっていたのだ。合本 64(ロクヨン)【文春e-Books】作者: 横山秀夫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/04/01メディア: Kindle版この商品を含むブログ (4件) …

全部乗せ、ってやつですかね

Amazonのおすすめにしたがっていくつかサンプルをダウンロードした中に『いま世界の哲学者が考えていること』というのがあって、ちょっと読んでみた感じだとなかなか面白そうだったので購入した。いま世界の哲学者が考えていること作者: 岡本裕一朗出版社/メ…

大阪ダイハード

先日『マネーロンダリング』を読んだ時に、大きなカネが動くとその周辺にはあれこれと胡散臭い連中が群がってきて、一儲けを企むものなのであるなぁ、と感心したものだ。同じような話というのは公共工事とか産廃関連といった界隈でもよくあるようで、こちら…

Kindleストアに乗せられまくり

Kindleストアが『問題は英国ではない、EUなのだ』などという本を勧めてきた。ほう、トッドがBrexitについて語るというわけか。それは読んでみなければなりますまい。問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論 (文春新書)作者: エマニュエル・トッド…

インターネットにつなぐにはモデムが要るのです

『タックスヘイヴン』を読んだらずいぶんと面白かったので、これはぜひ前作の『マネーロンダリング』も読んでみなければと思っていたのだ。念のために言っておくと、『マネーロンダリング』は『タックスヘイヴン』の前作であるが、その登場人物の共通点やス…

走ることについて語られた時に僕の語ること

昨日アヒージョを作ったのと同じフライパンで今日はエビフライを作ってみた。一度に2尾しか揚げられないのがちと不便だが、まあできなくはない。問題は、このような少量の揚げ物をしたときに卵液がかなり残るということだ。なので、さらにもう一個ぶんの卵を…

ホップ40倍

どこで知ったのだか憶えてないが、『Business for Punks』なんていう本があるらしい。著者はジェームズ・ワット、スコットランドのBrewDogというブルワリーの創業者だ。あ、BrewDogって聞いたことある。そういえばPunk IPAってのを飲んだ。けっこう美味かっ…

長官は生姜焼きを召し上がらないのでありましょうか

豚の生姜焼き、かなり微妙… やっぱり脂身多めなバラ肉の薄切りなんかを使いたいところ。というのもあるけど、玉ねぎはもっと薄く切らなあきまへんで。さて、日本で買ってきた紙の本のひとつが、『イスラエル秘密外交』だ。イスラエル秘密外交: モサドを率い…

天下三分の計.zipをLINEで送る諸葛亮

何がきっかけだったか忘れたけど、『豊臣秀吉を名乗る人物から刀狩りの連絡が来ました。詐欺でしょうか?』という本があることを知った。ちょっと読んでみたらなかなか面白い。ということでAmazonでダウンロード。ただしこれはKindle端末よりiPadで読んだ方…

すでに4期でしたか

『「戦後80年」はあるのか』なんて、何とも挑発的なタイトルではないですか。おなじみ「本と新聞の大学」講義録の第4弾だ。戦後80年はあるのか 「本と新聞の大学」講義録 (集英社新書)作者: 一色清,姜尚中,内田樹,東浩紀,木村草太,山室信一,上野千鶴子,河村…

ちょっと飲みすぎやで冬子さん

「芥川賞作家が渾身で描く、究極の恋愛」という惹句が帯に書かれている『すべて真夜中の恋人たち』を読んでみた。すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)作者: 川上未映子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/10/15メディア: 文庫この商品を含むブログ (12件)…

ところで俺様の年金はどうしてくれるんだ?

『おばあさんの魂』によれば、今や「大おばあさん時代」なのである、という。日本は世界でもトップレベルの高齢化社会であるわけだが、日本人女性の平均寿命は男性よりも7年ほど長く、また夫の方が年上であるケースが多い、したがって生き残ったおばあさんが…

スリバチvs高低差

『凹凸を楽しむ 大阪「高低差」地形散歩』が出た!これはぜひ読んでみたい、と思いながら数ヶ月が経過してしまった。でこの前、日本に出張した時にやっと買ってきたわけですな。凹凸を楽しむ 大阪「高低差」地形散歩作者: 新之介出版社/メーカー: 洋泉社発売…

ぶっ飛んでますなぁ

今までは、かなり面白そうな本でも、できるだけ文庫になるのを待ってから買うようにしていた。まず値段が高いだけでなくかさばる(持ち歩くのに面倒だし保管スペースを食う)からだ。しかし最近ではKindleがメインになってしまい(本当は紙の本の方が好きな…

シウマイ食べたい

やたらと食べ物の美味しそうな小説、というのは世の中に数多あるわけだけれども、その中でも『あつあつを召し上がれ』というのはかなりのものなんじゃなかろうか。あつあつを召し上がれ (新潮文庫)作者: 小川糸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/04/28メ…

週に一度は「金龍」で

なんという偶然か。ちょうど『YKK秘録』を読んでいる時に、元自民党幹事長の加藤紘一氏の訃報を聞いた。YKK秘録作者: 山崎拓出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/07/20メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る政治がらみの時事ネタに特別に興味が…

プリムローズ堀江って朱美が住んでなかったっけ?

映画『後妻業の女』が公開になって、書店では原作の『後妻業』が平積み大フィーチャー。前から気になりながら、これまだ読んでなかったな、ということで。後妻業 (文春文庫)作者: 黒川博行出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/06/10メディア: Kindle版こ…

でも八代亜紀はちょっと気になる

なるほど、週刊誌の連載か。読みやすいけど、だいぶ軽めだなという感じの『もう、忘れたの?』。もう、忘れたの? (講談社文庫)作者: 酒井順子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/02/13メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見るうん、どんな話だっ…

顔を洗って出直してきます

レヴィ=ストロースは、何か社会学や民族学の問題に取り組む前には、カール・マルクスの『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』か『経済学批判』の数ページを読んで気合いを入れていた、と『悲しき熱帯』に書いている(実はよく覚えてないけど… 何度も読ん…

平太は黒糖焼酎がお好き

池井戸潤の『鉄の骨』、600ページ以上のぶっとい長編だが、シアトル ー 成田のフライト中に一気読みだ。鉄の骨 (講談社文庫)作者: 池井戸潤出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/11/15メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (32件) を…

構造・神話・労働

『神去なあなあ日常』の続編、『神去なあなあ夜話』が文庫になりましたね。幸いにしてKindle版も出ている。ということで早速ポチりと。神去なあなあ夜話 神去なあなあシリーズ (徳間文庫)作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2016/06/03メディ…

焼きとんとかチャーシュー麺とかトンカツとかラフテーとか

あのシャルリ・エブド襲撃事件と同日に発売され、その後フランス国内のみならずヨーロッパ各国でかなり話題になったと言われるミシェル・ウェルベクの『服従』を今頃になってやっと読んだ。服従作者: ミシェル・ウエルベック,佐藤優出版社/メーカー: 河出書…

ジンギスカンも良いけどね

北大路公子大先生の『ぐうたら旅日記 』が文庫化された。残念ながらKindle化はされていない。日本で購入してアメリカまで持ってきてくれ、と妻に依頼しようとしたら、買ったから持っていく、と先に連絡が来た。こいつは一本取られた。ぐうたら旅日記 (PHP文…

屋根板、鉄床、猫の爪

「第二次世界大戦」の4巻を読了。第二次世界大戦 4 (河出文庫)作者: W・S・チャーチル出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/02/15メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るこれでやっと、あの大著を何とか読み終わったわけだ。いやまことに、…