野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

読書

前座だけで終わっちまったよ

最近WOWOWでやっている中華ドラマ『軍師連盟』、主役は司馬懿仲達で、これがなかなか面白い。観ているうちに、またちょいと三国志を読んでみたくなった。以前に読んだ北方謙三版を読み直すか、あるいは他の作者のものに手を出すか。 どうせなら読んだことの…

しっかり予習しました

「アースダイバー」とか「アースダイビング」って言っても、通じる人はあまり多くない。説明すると、ああ、ブラタモリみたいな。と納得される。うんまあそんな感じですね、というけど実はわたくしあの番組は観たことが無いのです。あいすみません。別段タモ…

文句言いながらもやっぱり読むのよね

ああまた「ビブリア古書堂」シリーズですか。これ、読んだやつかな?最近出たばっかりっぽいから、たぶんまだ読んでないな。ん、『扉子と不思議な客人たち』?扉子って誰よ? などと言いながら結局は買う。このシリーズはもうええよな、といつも思うのだけど…

しゅべらど、とか

筒井康隆の短編小説「走る取的」は『将軍が目醒めた時』に収録されている、と長い間(30年以上)思い込んでいたけれども、それは間違っている。盆休みに実家に帰った時に確認した。正解は『メタモルフォセス群島』だった。何てこった。個人的に『将軍が目醒…

チャレンジとかバイセルとかキャリーオーバーとか

少し前に読んだ小説『不発弾』には 大手電機メーカーの粉飾決算の話が出てくる。そのメーカーは米国の原発メーカーを買収し、減損処理を巡ってあれこれと難儀するわけだが、まああんなもん誰が見たって東芝のことだって丸わかりなわけで。 で、『東芝の悲劇…

同志社って東京にもサテライトキャンパスがあるんですって

神学というのはいったい何を研究するのかというと、「ピンの上で天使は何人踊れるか」なんていうことを議論するのだそうだ。アホちゃうか、と思ってしまうが、実際のところこのピンの上で云々というのはどちらかというと、スコラ学をディスるためのネタ、と…

「にょ」は3個でおしまいです

店頭に並んでいる『にょにょにょっ記』を見て、あれ?前に読んだのって『にょにょにょっ記』と『にょにょっ記』のどっちだったっけ?と、ちょっとウロっときた(少なくとも『にょっ記』ではない、ということだけは把握しているが)。大丈夫、あれは『にょに…

小松みどりと五月みどりは本物の姉妹ですよ

お、『暗幕のゲルニカ』、意外と早く文庫化されたな。暗幕のゲルニカ (新潮文庫)作者: 原田マハ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2018/06/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る「ゲルニカ」はピカソの絵で、ナチスによるゲルニカ空爆に抗議する…

belowな話もいっぱいですね

「尾籠な話で恐縮」という言い回し、わたくしも時々使うのだけども、ルーツ(んな大層なもんでもないが)が三島由紀夫だとは知らんかった。なんでも日記に書いていたのだとか。本人しか読まんはずの日記で、誰にも恐縮しとんねん!と三浦しをん先生は突っ込…

いやいや豆屋ってあーたそんな

『パンク侍、斬られて候』を読んですっかりヤラれてしまったので、これはぜひ読んでみねばなるまい、と手を出したのがデビュー作の『くっすん大黒』。くっすん大黒 (文春文庫)作者: 町田康出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/05/01メディア: 文庫購入: 1…

カッパの祟りとかその他いろいろ

あれま小野不由美さんの新作ですか。そんなもんよりとっとと『十二国記』の続きを書いてくださいよ、と思いながらも『営繕かるかや 怪異譚』に手を出す。営繕かるかや怪異譚 (角川文庫)作者: 小野不由美出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/06/15メディア…

ディスるつもりは無いんですよ。でもなんだかモヤっとするなあ。

破壊的イノベーション(disruptive innovation)、なんてことをクリステンセンが言い出したのは1990年代半ばごろのこと。disruptionという単語にはもともと分裂とか中断なんていう日本語があてられている。確かに、それまでのゲームのルールをチャラにする、…

そんな名前つけたらいつまでたっても終わらんのとちがいますか

月日の経つのは早いもの。もう『下町ロケット ガウディ計画』が文庫化されているではないですか。下町ロケット ガウディ計画 (小学館文庫)作者: 池井戸 潤出版社/メーカー: 小学館発売日: 2018/07/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る「ロケ…

電気羊も読んでみないとね

<映画の見方がわかる本>とはまた、えらく大きく出たもんだなオイ、と思いながら『ブレードランナーの未来世紀』を読んだ。〈映画の見方〉がわかる本 ブレードランナーの未来世紀 (新潮文庫)作者: 町山智浩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/10/28メディ…

腹って振れるもんですか?

いずれ読んでみなければ、とずっと思っていたのだ。INU、じゃなくて町田町蔵、でもなくて町田康。どこから手をつけよう、と思っていたら映画化された関係で書店に平積みされていたので『パンク侍、斬られて候』。パンク侍、斬られて候 (角川文庫)作者: 町田…

そら河童はないと思うで

単行本で出た時から「これは読まねば」と手ぐすね引いて待ち構えていた『あの家に暮らす四人の女』が文庫になった。意外に早かったな。あの家に暮らす四人の女 (中公文庫)作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2018/06/22メディア: 文庫こ…

「この物語はフィクションです」とはどこにも書いてない

いやあ、ねえ。WOWOWドラマWの原作は、ほぼ間違いなく面白い、てのは知ってましたよあたしはね。でもやっぱり、ハズレなしですねええ。で今回は『不発弾』。不発弾 (新潮文庫)作者: 相場英雄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2018/05/27メディア: 文庫この商…

やはりルーブルを観るは一週間かかるわけですね

原田マハの小説はけっこう読んでいるけども、エッセイは初めてだ。フーテンのマハ (集英社文庫 は 44-3)作者: 原田マハ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2018/05/18メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る『フーテンのマハ』というタイトルはもちろ…

国体は二度死ぬ

そろそろちょっとイカツいやつでもいっとくか、てことで『国体論 菊と星条旗』。国体論 菊と星条旗 (集英社新書)作者: 白井聡出版社/メーカー: 集英社発売日: 2018/04/17メディア: 新書この商品を含むブログ (7件) を見るそもそも国体(國體)とは何か、とい…

「デブの喧嘩」とは言い得て妙

北大路公子大先生の新刊『すべて忘れて生きていく』が出た。もちろん読む。すべて忘れて生きていく (PHP文芸文庫)作者: 北大路公子出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2018/05/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見るおビールを飲む、相撲を観る…

英語業界の闇?

『スタッキング可能』を読んだのは5年も前のことだったか。あの異様な世界観に魅せられ、他にも何か読んでみたい、と思ったものだ。その後に出たのが『英子の森』。今さらな感じだが、読んでみた。 英子の森 作者: 松田青子 出版社/メーカー: 河出書房新社 …

いわゆる「よそさん」のことですよね

京都では、昔からそこに住む「地の人」に対して、どこか他の場所から移り住んできた人のことを「入り人(いりびと)」と呼ぶのだそうな。へええ。で、原田マハの『異邦人』、このタイトルを「いりびと」と読ませる。 異邦人(いりびと) (PHP文芸文庫) 作者: …

そうかヴァンゲリスはもういないのか

『ラオスにいったい何があるというんですか?』が文庫化されましたねえ。 ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 (文春文庫 む 5-15) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/04/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) …

ラプラシアンと久闊を叙す

ちくま学芸文庫に『物理現象のフーリエ解析』なんていう本があるのを見つけた。うわ、そんなもん文庫にするのか、と興味を覚えて、つい手を出してしまった。物理現象のフーリエ解析 (ちくま学芸文庫)作者: 小出昭一郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2018/…

『FIRE DOG』から3曲

先日購入した『紅盤』を最近けっこうヘビーローテーションしている。1曲めの『ベリーベリーストロング 〜アイネクライネ〜』の元ネタ(?)である伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』も読んでみなければ、ということで。アイネクライネナハトムジーク…

つまり「懶惰の説」の実践でありましょうか

『アースダイバー』の新作が出ているじゃござんせんか。さっそく読んでみたところ、今回は縄文期の地層がどうのこうの、という話ではなく(ちょっとだけあるけど)、「聖地」についての話だ。だから、『アースダイバー 東京の聖地』。アースダイバー 東京の…

なんで斜線を引くんだよ

立花隆氏がどこかで、「自分の身の丈に合わない本を無理して読まない方が良い」てなことを言っていたような気がする。あるいはそうかもしれない、と思う。多分に時間の無駄だ。もうたいがいおっさんになって、自身の残り時間について少しは真剣に考えないと…

繭美はドカベン世代なんだな

WOWOWで『バイバイ、ブラックバード』のドラマをやっている。とりあえず録画はしたけど、まだ原作を読んでない。てことで、慌てて読みました。 バイバイ、ブラックバード (双葉文庫) 作者: 伊坂幸太郎 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2013/03/14 メディア:…

進化したのか?

ノーム・チョムスキー。生成文法で有名ですね。生成文法って何だかよくわからないけど。言語学者のくせに「アメリカを占拠せよ!」とか。そのチョムスキーの名前が入った『チョムスキー言語学講義』なんてのがちくま学芸文庫で出ていて、ちょっと悩んだけど…

「バカが威張る」時代なんですよ

どうも雨続きで難儀なことだが、阪急京都線も月曜日は上牧、火曜日は富田と2日連続で人身事故があったようで、これまたえらい災難でございますな。災難といえば、ただいま未曾有の国難。前からAmazonのウィッシュリストに入れていたのを、これは今こそ読むべ…