野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

読書

そうかヴァンゲリスはもういないのか

『ラオスにいったい何があるというんですか?』が文庫化されましたねえ。 ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 (文春文庫 む 5-15) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/04/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) …

ラプラシアンと久闊を叙す

ちくま学芸文庫に『物理現象のフーリエ解析』なんていう本があるのを見つけた。うわ、そんなもん文庫にするのか、と興味を覚えて、つい手を出してしまった。物理現象のフーリエ解析 (ちくま学芸文庫)作者: 小出昭一郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2018/…

『FIRE DOG』から3曲

先日購入した『紅盤』を最近けっこうヘビーローテーションしている。1曲めの『ベリーベリーストロング 〜アイネクライネ〜』の元ネタ(?)である伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』も読んでみなければ、ということで。アイネクライネナハトムジーク…

つまり「懶惰の説」の実践でありましょうか

『アースダイバー』の新作が出ているじゃござんせんか。さっそく読んでみたところ、今回は縄文期の地層がどうのこうの、という話ではなく(ちょっとだけあるけど)、「聖地」についての話だ。だから、『アースダイバー 東京の聖地』。アースダイバー 東京の…

なんで斜線を引くんだよ

立花隆氏がどこかで、「自分の身の丈に合わない本を無理して読まない方が良い」てなことを言っていたような気がする。あるいはそうかもしれない、と思う。多分に時間の無駄だ。もうたいがいおっさんになって、自身の残り時間について少しは真剣に考えないと…

繭美はドカベン世代なんだな

WOWOWで『バイバイ、ブラックバード』のドラマをやっている。とりあえず録画はしたけど、まだ原作を読んでない。てことで、慌てて読みました。 バイバイ、ブラックバード (双葉文庫) 作者: 伊坂幸太郎 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2013/03/14 メディア:…

進化したのか?

ノーム・チョムスキー。生成文法で有名ですね。生成文法って何だかよくわからないけど。言語学者のくせに「アメリカを占拠せよ!」とか。そのチョムスキーの名前が入った『チョムスキー言語学講義』なんてのがちくま学芸文庫で出ていて、ちょっと悩んだけど…

「バカが威張る」時代なんですよ

どうも雨続きで難儀なことだが、阪急京都線も月曜日は上牧、火曜日は富田と2日連続で人身事故があったようで、これまたえらい災難でございますな。災難といえば、ただいま未曾有の国難。前からAmazonのウィッシュリストに入れていたのを、これは今こそ読むべ…

Both sides of the sky

没後50年近くが経とうというのに、いまだにジミ・ヘンドリックスの未発表音源を含むアルバム、なんてのがリリースされたりしてますわね。そんな中で中島らも先生の新刊?!と思ったら、過去のエッセイ、小説、詩などのコンピレーション。お題は「恋」。つま…

大阪に羆はいませんからね

映画『マンハント』が公開中ですな。原作は西村寿行の『君よ憤怒の河を渉れ』と。おお、これずいぶん昔、たぶん高校ぐらいの時に読んだぞ、でも全然内容覚えてないなあ、ということで読み直してみることにした。 君よ憤怒の河を渉れ (徳間文庫) 作者: 西村寿…

また引っかかってもた

表紙にどどんとエマニュエル・トッドの写真が出ていて、『世界の未来』なんていうタイトルがついていると、「お、トッドの新刊が出たな」なんて言ってついうっかり手を出してしまうお調子者が世の中にはけっこういるんだと思う。自慢じゃないがそのうちの一…

チェコのシュニッツェルは豚肉が主流だそうです

『プラハの憂鬱』が文庫化されて『亡命者の古書店』になった。 亡命者の古書店: 続・私のイギリス物語 (新潮文庫) 作者: 佐藤優 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/01/27 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 以前に読んだ『紳士協定』の続編で、…

そんなに意外ですか?

洋画の台詞を理解するには、聖書の知識が必要だ、なんてことが言われたりする。聖書じゃなくても、まあ色々と文化的なバックグラウンドがないとなかなか難しかったりすることがありますわな。で、そのあたりのウンチクを、あの町山智浩さんがこれでもかとば…

どいつもこいつもロクデナシばかりですか

「CIA秘録」の下巻をやっと読み終わった。ずいぶん時間がかかってしまった。 CIA秘録〈下〉-その誕生から今日まで (文春文庫) 作者: ティムワイナー,Tim Weiner,藤田博,山田侑平佐藤信行 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2011/08/04 メディア: 文庫 購入:…

灰の遺産?

サダム・フセイン政権は大量破壊兵器を隠し持っている、といって始まったイラク戦争は、どうもガセだったみたいです、どうもさーせん、てなことになってしまった。ガセネタを流したのは誰か。CIA秘録〈上〉―その誕生から今日まで (文春文庫)作者: ティムワイ…

イノベーションイノベーションってやかましわ

もう昨年の秋ぐらいから、やたらとこの手の本を読んでちょっとうんざり気味なのだけども、まあ致し方なく『イノベーションを実行する』てやつを。イノベーションを実行する―挑戦的アイデアを実現するマネジメント作者: ビジャイ・ゴビンダラジャン,クリス・…

「目が散る」からメチルアルコール、って覚えたもんさ

昨年の暮れぐらいだったかに文庫化された、原田マハの『太陽の棘』。正月にゆっくり読もうと思っていたのだが、実際にはほんの10ページほどしか読めず。 でこの前の3連休でなんとか読み終わった。太陽の棘 (文春文庫)作者: 原田マハ出版社/メーカー: 文藝春…

ひょっとしてImmletだと思ったのかい?

クリステンセンの「イノベーション」シリーズはもういいよ、と思っているのだけど、訳あって『イノベーションへの解 実践編』を読むことに。イノベーションへの解 実践編 (Harvard business school press)作者: スコット・アンソニー,マーク・ジョンソン,ジ…

CHABOがCharaとかCharを呼んだんだ

仲井戸"CHABO"麗市が毎回ゲストをよんで、ロックについて語る、というテレビ番組があった。『ON THE ROCK』だ。普段ほとんどテレビは観ないけれども、この番組だけは楽しみにして観ていた。それが本になったってんだからあーた。ON THE ROCK 仲井戸麗市“ロッ…

ブルース・リーの霊言て何やねんな

『ブルース』って花村萬月の小説と同じタイトルやんけ、と思いながら、文庫の新刊を読んでみた。ブルース (文春文庫)作者: 桜木紫乃出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/11/09メディア: 文庫この商品を含むブログを見る「貧しさから這い上がり夜の支配者…

あんたはちょっと黙ってなさいよ

だいぶ本気で寒くなってきて、本日よりついにコート着用ですよ。 さて、『花咲舞が黙ってない』。花咲舞が黙ってない (中公文庫)作者: 池井戸潤出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2017/09/05メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見る『銀翼のイ…

宅のテレビはREGZAざますの

技術で優っている日本企業が、事業では欧米や新興国の企業に負けてしまうのはなぜなんだぜ、てなことをよく言われますな。TVとかDVDとか太陽電池とかその他諸々。このお題に対して『オープン&クローズ戦略』では、様々な製品やシステムが、大きな流れとして…

カタカナに弱い

大人気の姫川玲子シリーズの新作『インデックス』が出た、と書店で平積みになっていた。 今さら何を言っているのだ。それもうだいぶ前に読んだし。と思ったのだが、よく考えてみたら前に読んだのは『シンメトリー』だった。『インデックス』は読んだことがな…

本当にあったデスマーチ

お盆のころにオンエアされたNHKスペシャルの『戦慄の記録 インパール』というドキュメンタリー番組の反響は相当なものであったらしい。その影響で『インパール』の文庫(中古)に法外な値段が設定されていたようだ。Kindle版は549円だったが。インパール作者…

小指の思い出

「まほろ駅前」シリーズの最新版にして完結編「まほろ駅前狂騒曲」が文庫化された。まほろ駅前狂騒曲 (文春文庫)作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/09/05メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る文庫化にあたっては、短編が一…

くうねるところにすむところ

『寿限無』のあの長い名前の一部に「ごこうのすりきれ」というのがある。漢字で書くと「五劫の擦り切れ」だ。五劫とは何か。三千年に一度、天女が降りてきて、巨大な岩を羽衣でさらっと撫でていくという。そうやってさらっと撫でられた岩が、ついには擦り切…

相変わらず栗焼酎ですか

『銀翼のイカロス』がついに文庫化された。 銀翼のイカロス (文春文庫) 作者: 池井戸潤 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2017/09/05 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 半沢直樹シリーズは、不良債権の回収から企業買収へと、だんだん話がデカく…

軋んでますねえ

『3000億円の事業を生み出す「ビジネスプロデュース」成功への道』とはまた、何とも胡散臭いタイトルじゃないか。3000億円の事業を生み出す「ビジネスプロデュース」成功への道作者: 島崎崇三宅孝之出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2017/05/13メディア: …

ポーターの逆襲

マイケル・ポーターの『IoT時代の競争戦略』という論文を掲載し、IoTを特集した2015年4月の『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』は売り切れになったらしい。その特集に、さらにポーターの『IoT時代の製造業』という論文を追加し、『IoTの衝撃』という…

ドリルを所有する喜び、てのも考えてみてほしいんだ。

訳あって『ホワイトスペース戦略: ビジネスの<空白>を狙え』なんて本を読んだ。 ホワイトスペース戦略 ビジネスモデルの<空白>をねらえ 作者: マーク・ジョンソン,Mark W. Johnson,池村千秋 出版社/メーカー: CCCメディアハウス 発売日: 2011/03/29 メディ…