野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

読書

誰が変態やねん

『三国志』第10巻。三国志 第十巻 (文春文庫)作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/04/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る街亭の戦いでは馬謖がやらかしてしまって敗走、ところがこれに懲りずに蜀はまた北伐を敢行すると…

誰しも好き嫌いってのはありますわな

『三国志』第9巻。三国志 第九巻 (文春文庫)作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/10/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る事あるごとに曹操と比べられてちまちまとディスられていた気の毒な曹丕、あっさりと病死してしまっ…

Don’t hate your enemies.

『三国志』第8巻で、ついに関羽は戦死してしまう。三国志〈第8巻〉 (文春文庫)作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/10/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る赤壁の戦いの時に諸葛亮が周瑜をだまくらかして掠め取った荊州を…

矢のリユースも作り話ですってよ

『三国志 第7巻』。周瑜が苦労して江陵を攻め落としている間に、劉備が荊州を掠め取るの巻。いやーヒドいですなまったく。三国志〈第7巻〉 (文春文庫)作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/10/07メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件)…

臥龍ハンパないって

宮城谷版『三国志』もいよいよ第6巻。全十二巻の折り返しだ。やっとここまで来たか、という気がする一方で、もうそんなとこまで来たのか、とも感じる。三国志〈第6巻〉 (文春文庫)作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/10/08メディア: 文…

アンタあんまり評判よくないぜ玄徳

第五巻。袁術を見限った孫策が、周瑜と合流した。これから先、孫策と周瑜の大活躍が語られるのかと思ったら、その辺はぼちぼちで、そうこうしているうちに孫策は殺されてしまって、あれ?三国志〈第5巻〉 (文春文庫)作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春…

袁紹の下におって、仁義もクソもあるかい。

第四巻。暴虐の限りを尽くす董卓をいかにして誅滅するか。というところで登場するのがリーサルウェポン・呂布奉先だ。いや呂布って董卓の手下じゃないの、と思うがリーサルウェポンにとってはそんなの関係ねえ。王允に上手いこと言いくるめられて本当に董卓…

腕の長いチンピラ登場

『三国志 第三巻』。三国志〈第3巻〉 (文春文庫)作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/10/09メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 8回この商品を含むブログ (14件) を見る霊帝が崩御した。その後のゴタゴタの中で大将軍の何進、そして袁紹、…

外戚去ってまた宦官

曹操も孫堅も劉備もまだ生まれないうちに、順帝が急死して終わってしまった『三国志 第一巻』。おいおいどうするのよ、と思いつつ第二巻へ。三国志〈第2巻〉 (文春文庫)作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/10/10メディア: 文庫 クリック…

前座だけで終わっちまったよ

最近WOWOWでやっている中華ドラマ『軍師連盟』、主役は司馬懿仲達で、これがなかなか面白い。観ているうちに、またちょいと三国志を読んでみたくなった。以前に読んだ北方謙三版を読み直すか、あるいは他の作者のものに手を出すか。 どうせなら読んだことの…

しっかり予習しました

「アースダイバー」とか「アースダイビング」って言っても、通じる人はあまり多くない。説明すると、ああ、ブラタモリみたいな。と納得される。うんまあそんな感じですね、というけど実はわたくしあの番組は観たことが無いのです。あいすみません。別段タモ…

文句言いながらもやっぱり読むのよね

ああまた「ビブリア古書堂」シリーズですか。これ、読んだやつかな?最近出たばっかりっぽいから、たぶんまだ読んでないな。ん、『扉子と不思議な客人たち』?扉子って誰よ? などと言いながら結局は買う。このシリーズはもうええよな、といつも思うのだけど…

しゅべらど、とか

筒井康隆の短編小説「走る取的」は『将軍が目醒めた時』に収録されている、と長い間(30年以上)思い込んでいたけれども、それは間違っている。盆休みに実家に帰った時に確認した。正解は『メタモルフォセス群島』だった。何てこった。個人的に『将軍が目醒…

チャレンジとかバイセルとかキャリーオーバーとか

少し前に読んだ小説『不発弾』には 大手電機メーカーの粉飾決算の話が出てくる。そのメーカーは米国の原発メーカーを買収し、減損処理を巡ってあれこれと難儀するわけだが、まああんなもん誰が見たって東芝のことだって丸わかりなわけで。 で、『東芝の悲劇…

同志社って東京にもサテライトキャンパスがあるんですって

神学というのはいったい何を研究するのかというと、「ピンの上で天使は何人踊れるか」なんていうことを議論するのだそうだ。アホちゃうか、と思ってしまうが、実際のところこのピンの上で云々というのはどちらかというと、スコラ学をディスるためのネタ、と…

「にょ」は3個でおしまいです

店頭に並んでいる『にょにょにょっ記』を見て、あれ?前に読んだのって『にょにょにょっ記』と『にょにょっ記』のどっちだったっけ?と、ちょっとウロっときた(少なくとも『にょっ記』ではない、ということだけは把握しているが)。大丈夫、あれは『にょに…

小松みどりと五月みどりは本物の姉妹ですよ

お、『暗幕のゲルニカ』、意外と早く文庫化されたな。暗幕のゲルニカ (新潮文庫)作者: 原田マハ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2018/06/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る「ゲルニカ」はピカソの絵で、ナチスによるゲルニカ空爆に抗議する…

belowな話もいっぱいですね

「尾籠な話で恐縮」という言い回し、わたくしも時々使うのだけども、ルーツ(んな大層なもんでもないが)が三島由紀夫だとは知らんかった。なんでも日記に書いていたのだとか。本人しか読まんはずの日記で、誰にも恐縮しとんねん!と三浦しをん先生は突っ込…

いやいや豆屋ってあーたそんな

『パンク侍、斬られて候』を読んですっかりヤラれてしまったので、これはぜひ読んでみねばなるまい、と手を出したのがデビュー作の『くっすん大黒』。くっすん大黒 (文春文庫)作者: 町田康出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/05/01メディア: 文庫購入: 1…

カッパの祟りとかその他いろいろ

あれま小野不由美さんの新作ですか。そんなもんよりとっとと『十二国記』の続きを書いてくださいよ、と思いながらも『営繕かるかや 怪異譚』に手を出す。営繕かるかや怪異譚 (角川文庫)作者: 小野不由美出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/06/15メディア…

ディスるつもりは無いんですよ。でもなんだかモヤっとするなあ。

破壊的イノベーション(disruptive innovation)、なんてことをクリステンセンが言い出したのは1990年代半ばごろのこと。disruptionという単語にはもともと分裂とか中断なんていう日本語があてられている。確かに、それまでのゲームのルールをチャラにする、…

そんな名前つけたらいつまでたっても終わらんのとちがいますか

月日の経つのは早いもの。もう『下町ロケット ガウディ計画』が文庫化されているではないですか。下町ロケット ガウディ計画 (小学館文庫)作者: 池井戸 潤出版社/メーカー: 小学館発売日: 2018/07/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る「ロケ…

電気羊も読んでみないとね

<映画の見方がわかる本>とはまた、えらく大きく出たもんだなオイ、と思いながら『ブレードランナーの未来世紀』を読んだ。〈映画の見方〉がわかる本 ブレードランナーの未来世紀 (新潮文庫)作者: 町山智浩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/10/28メディ…

腹って振れるもんですか?

いずれ読んでみなければ、とずっと思っていたのだ。INU、じゃなくて町田町蔵、でもなくて町田康。どこから手をつけよう、と思っていたら映画化された関係で書店に平積みされていたので『パンク侍、斬られて候』。パンク侍、斬られて候 (角川文庫)作者: 町田…

そら河童はないと思うで

単行本で出た時から「これは読まねば」と手ぐすね引いて待ち構えていた『あの家に暮らす四人の女』が文庫になった。意外に早かったな。あの家に暮らす四人の女 (中公文庫)作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2018/06/22メディア: 文庫こ…

「この物語はフィクションです」とはどこにも書いてない

いやあ、ねえ。WOWOWドラマWの原作は、ほぼ間違いなく面白い、てのは知ってましたよあたしはね。でもやっぱり、ハズレなしですねええ。で今回は『不発弾』。不発弾 (新潮文庫)作者: 相場英雄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2018/05/27メディア: 文庫この商…

やはりルーブルを観るは一週間かかるわけですね

原田マハの小説はけっこう読んでいるけども、エッセイは初めてだ。フーテンのマハ (集英社文庫 は 44-3)作者: 原田マハ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2018/05/18メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る『フーテンのマハ』というタイトルはもちろ…

国体は二度死ぬ

そろそろちょっとイカツいやつでもいっとくか、てことで『国体論 菊と星条旗』。国体論 菊と星条旗 (集英社新書)作者: 白井聡出版社/メーカー: 集英社発売日: 2018/04/17メディア: 新書この商品を含むブログ (7件) を見るそもそも国体(國體)とは何か、とい…

「デブの喧嘩」とは言い得て妙

北大路公子大先生の新刊『すべて忘れて生きていく』が出た。もちろん読む。すべて忘れて生きていく (PHP文芸文庫)作者: 北大路公子出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2018/05/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見るおビールを飲む、相撲を観る…

英語業界の闇?

『スタッキング可能』を読んだのは5年も前のことだったか。あの異様な世界観に魅せられ、他にも何か読んでみたい、と思ったものだ。その後に出たのが『英子の森』。今さらな感じだが、読んでみた。 英子の森 作者: 松田青子 出版社/メーカー: 河出書房新社 …