野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

滑らない話?

帰省するために、朝10時ごろに家を出た。それから高速に乗って、すぐに宝塚と西宮の間くらいで渋滞に巻き込まれた。なーに、こんなのは大したこと無い。良くある話で、おおむね想定の範囲内だ。その渋滞を抜けて、調子良く走っていたら、今度はだんだんと天気が悪くなってきた。吉川を過ぎた辺りから雨が降り始め、それが加西の手前あたりから雪にかわりはじめた。そして道路情報には「積雪・凍結 滑り止めが必要」などと出始めた。何じゃいそら。
そしてなぜだか加西SAの手前で渋滞が始まった。とりあえずトイレに行きたかったので加西SAに入って、さあそれではSAを出て本線に乗ろうか、としたときにこれが軽く30分ほどもかかってしまうというヒドい話。なんとか本線に乗っても、そっから先がまたちーとも動かない。結局、加西から福崎までのほんの数kmに、たっぷり1時間半以上もかかってしまった。こんなのは初めてだ。
いったい福崎ICで何が起こっているのか。
福崎ICから先は、通行止めになっていた。正確には、フツーに福崎から先までは行けなくて、いったん料金所の手前あたりまで降りていって、チェーンもしくは冬用タイヤを装着している車は、料金所の手前でUターンして本線に戻れる。かりにチェーンを装着していなかったとしても、その場にチェーンを着けられるスペースがある。しかし俺様のようにそもそも滑り止めを携行していないような車は、即刻高速道路から出て行かされる。つまり、俺様は福崎で高速を下り、一般道を走りながら作用まで行き、さらに「凍結注意」となっている鳥取自動車道をおそるおそる走りながら、なんとか実家に帰ってきたわけだ。所要時間は約7時間。途中でメシなど食っていたとはいうものの、通常の場合であれば3時間かからないルートを今回はえっらい長い時間をかけてきてしまっているわけで、そりゃもう大変だったんですから。なんでそんなことになってしまうのか、と考えてみればそもそも雪が降るのはわかっているのにタイヤチェーンなどをもたずに出発してしまったからだ。いやーなかなかチェーンを用意するヒマもなくてね、と言いたいところであるが、決してそんなことは無いのも自分でよくわかっている。だって6回も7回も忘年会をするヒマはあったのだから。結局はこの俺様がグズだから、というどうも面白くない結論に落ち着いてしまいそうなのである。
それでも帰ったその日にさっそく飲みに行っていたというのはここだけの話だ。