先日より狙っていた一枚。タワレコの「冬トク!国内盤まとめ買いセール」の対象商品になっていた、ポリーニによるベートーヴェンの「三大ピアノソナタ」、すなわち8番「悲愴」、14番「月光」、そして23番「熱情」である。まとめ買いセールと言いながらも一枚だけ、200円引きで買ってきた。どうせなら20%オフの対象商品にしてほしかったな。まぁ実際どっちゃでもええけど。
- アーティスト: ポリーニ(マウリツィオ),ベートーヴェン
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2011/09/07
- メディア: CD
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さてわたくしにとって、初めてまともに聴いたベートーヴェンのピアノソナタは、グールドによるものである。たぶんちょっと異端。なのだけど、それでしっかり刷り込まれてるんで、世間では評価が高くて正統派と思われるケンプなんかだと、んーどうしてもこう、ちょっとばかし野暮ったい感じがして。だからってアシュケナージみたいにがんがんやればええってもんでもなく。そんなわけでこのポリーニ、程よくエレガント、淡麗辛口でわたくしの好みでございます。ただどうしても、14番の第一楽章なんかは、「遅っ!」って思ってしまうのだけど。実は全然遅くはなくて、グールドが速すぎるのだけどね。