野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

山を走る

先日、茨木市内某所にて「走る人」Tさんと飲んでいるときに、どういうわけか「今度いっしょに走りに行きましょう!」ということになった。
ああいう、レースなんかにも出てるようなスパルタンな人と走って大丈夫か俺様、とかなり不安もあったのだが、まあとりあえずここは話に乗ってみることにした。
というわけで三連休の初日、はじめてのトレイルランニング(いわゆるトレランというやつですな)を決行した。
阪急の富田駅に集合。そこから北に向かって走って行き、摂津峡を抜け、とりあえず神峯山寺(かぶさんじ)まで。そっから先はその時に考えましょう。ということになった。
まあ、ゆっくり行きましょう。と、7分/1kmのペースでのんびり走る。途中登りもあるのだけど、摂津峡ぐらいまでは問題なく行けた。とりあえず休憩。
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摂津峡を抜け、さらに走る。寒いけど快晴で、なかなか気分がよろしい。しばらくして神峯山寺に到着。少し脚にきたかな、と思うけどまだ大丈夫な感じ。意外といけるじゃないですか。そこでTさん、どうします?本山寺までのコースけっこうキツいですけど。と訊くので、ちょっと迷いながらも、まあせっかくここまで来たんだし、行っとくか、と調子の良いことを言ってしまう。そして走り出した2分後には激しく後悔していた。登りキツい。脚ダルい。乳酸バリバリ。息も切れる。こりゃいかん、とひいひい言いながら走る。ほんの数百mほど行くと、そこから先は本当にシャレにならんぐらいの坂なので、歩いて行くことにした。ときどき平地になるので、そこはちょっと走る。すぐまた坂になるので歩く。なんだか知らんが雪まで降りだして、えらいこっちゃでこれ、と思いながらも、なんとか本山寺に到着。
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下りは下りでそれなりにキツいけど、まあ行きよりは速く下りられる。ということで神峯山寺まで戻った。この神峯山寺から本山寺までのコースが往復で10kmほど。しかしこれは距離以上にキツかった。でもあとは帰るだけだ。どうしようもなくなればバスにも乗れるし。ということでとりあえずバス停のあたりまで走って、またTさん、どうします?バス乗って帰りますか?と訊くので、うーんまあ、イケるとこまでいっとくか、とまたお気楽なことを言ってさらに走る。しかしさすがに、富田まであと数km、というあたりになってくると、もう脚が自分のものでは無いような感じで、だんだん動かなくなってくる。ところどころ歩きながら、それでもR171を越えたらあとはもう勢いだけで走り切り、なんとか到着。結局、全行程で約26kmを、4時間ほどかけて走った(途中歩いてたけど)ということになる。
走っていると暑いとはいえ、けっこう寒い中を走っていたので、終わってからなか卯で食べたうどんが何ともいえず沁みるのだなこれが。
というわけで、はじめてのトレラン、キツかったけど、爽快で、なかなか楽しいもんです。いやーTさんどうもありがとう。次回は平地で、西国街道を走って嵐山まで行きましょう、いやいや今日のコース行けたんなら楽勝ですよ、などとTさんは言っているが、まあそれに乗せられてみるのまた一興、というやつでございましょう。