野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

京都市バスええかげんPiTaPa使えるようにしとけよな

mama! milkの法然院でのライブ「ときのあとさき」も今年で5回めとなるようだ。
個人的に年中行事として設定しているわたくしは4回めの参加。少し早めに四条河原町へ出て、ジュンク堂で買い物などしてから市バスに乗る。って、法然院へ行くのってどのバスに乗れば良かったっけ?えーと、銀閣寺方面ならなんでもええか、と適当に乗ったが、とりあえずそれでよかったようだ。今まで32系統に乗って「南田町」で降りていたのを思い出した。が、錦林車庫で降りても良いわけだ。何だかんだでそっから徒歩10分ぐらいだ。
ここ数年の記憶では、やたら蒸し暑かったり雨だったりなのだが、今回は爽やかな秋晴れの空で、法然院の方丈から臨む庭も、夕日が差しているという今までにない画づらとなった。贅沢を言えば、直前まで雨が降って、濡れているぐらいが、あの庭は緑が映えてもっとも美しいと思うが。f:id:neubauten:20140913170638j:plain
例によって開演前にgraf tea salonによって振る舞われる、冷たいほうじ茶を一杯。洛中の名水のひとつである「善気水」という、庭の池からの湧き水を使っているのだそうだ。結構ではないですか。
少し陽が陰ってきた5時45分ごろ、mama! milkのお二人が登場し、ライブが始まった。生で聴くのは昨年以来だから、ほぼ一年ぶりということになるな。相変わらず何と言うか、どこか死の匂いがする、レイドバックなようで緊迫感に満ちた音だ。異界とつながるアジールで聴くにふさわしい。
日没後の第二部では照明が入るのだが、この演出は昨年よりずいぶんシンプルになっている気がした。シンプルと言えば、アコーディオン生駒さんのMCもまったく入らない。黙って登場し、演奏して、黙って去っていく。アンコールになってようやく、「ありがとうございます。mama! milkです」とやりだした。彼女の喋り方がちょっと独特で、一部では鼻につくとかなんとかあまり評判が良くなかったりもして、必要最小限にとどめたということだろうか。んなこたぁないか。
なんやかんや言いながら、今年も満喫しましたです。