ああそう、ぐらいに思っていたのだが、先日タワレコに立ち寄ったときについうっかり試聴してしまい、そしたらこれがあんた、なかなかええ感じで。
でもあえてその場では買わず、帰宅後にタワレコオンラインのハッピークーポン300円分を使って注文したわけですな。んで出張から帰ったら届いていた。
タイトルからすると1972年のライブなのだろう。1972年て!なんで今ごろになってそんなものが?と思う。いやそもそも、キース・ジャレット・トリオと言えばゲイリー・ピーコックのベースとジャック・ディジョネットのドラムだろうと思い込んでいたのだが、ポール・モチアンにチャーリー・ヘイデンだって?
で聴いてみると、1曲目の"Rainbow"から、そのピアノの美しさにヤラれてしまう。そうかと思うと2曲目の"Everything That Lives Laments"ではキースがソプラノサックス吹いてたりするし、3曲目の"Piece For Oenette"なんかはもう、やたらとアブストラクトな感じになってしまって何じゃいこりゃぁ、となる。その次の"Take Me Back"は、ちょっと"Treasure Island"っぽい雰囲気のアーシーな感じで、この曲がいちばん好きかもしれない。
それにしてもECMのジャケットって相変わらず愛想ないなあ。ま。これはこれでカッコいいけど。