野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

関空でピンチ

木曜日に上海から日本へ帰ってきて呑んだくれ、日曜日にレドモンドへ戻る。まことに慌ただしいことであるが致し方ない。

今回、シアトルから日本へのフライトは日本発シアトル行きの往復で予約していた。シアトル→成田→伊丹の復路は仮の日程で予約していたのが上手くはまった格好だ。で今度の大阪からシアトルへのフライトは、片道分だけ予約した。次の帰りの日程が確定してないからだ。今までも復路の日程が確定しないまま仮で予約していたのだが、変更があったりすると面倒なので。ところが片道分のフライトってのはずいぶんと高いのだ。いや、これが正規運賃であるらしいが、要するに往復であれば適用される割引とか格安航空券が無いのだな。
なのでいつものANAはあまりにも高く、ちょっと遠慮してソウル経由の大韓航空にした。関空11:50発で、おまけに仁川空港での乗り継ぎ時間は4時間もある。いつもなら伊丹を午後に出発する便なのでのんびり11時過ぎに家を出れば良いのだが、今回は7時出発だ。
で、阪急茨木市駅7:42発のバスに乗って関空に9時前に着く。実は、関空発を10:50と勘違いしていたのだが、じつは1時間後の11:50だった。何てこったい、と思ったがまあとりあえずチェックイン。しようとしたら、お客様これでは入国できません、と。何ですと?
復路のフライトを予約・発券してないから、だそうだ。日本の居住者が、復路の予定なしで米国にESTAで入国するのはおかしい、というわけだ。急遽大韓航空のチケットカウンターに回されて、おにーちゃんと相談する。大韓航空で帰りのフライトを予約していただくとするなら、ソウル経由のこの便で、料金はかくかくしかじかでございます。とは言うが、大韓航空での予約を強要するわけではない。ご都合の良いエアラインで予約いただければ… ということで、なかなか良心的じゃないか。とにかく帰りのフライトを確保すれば良いようだ。でそのエヴィデンスを持って10:50ごろまでにこのカウンターにきてくれ、と。
承知した、というわけでiPadにてANAのウェブサイトにアクセスし、フライト検索して予約をする。けっこうなお値段だが、とにかくそれで発券しようとして、ちょっと待てよ、と。いつものクレジットカードでこんな30万円を超えるような決済をしたら、一気に利用可能額の上限に達してしまい、また月末にカードが使えなくなるのでは… と思い至り、エクスプレス予約に使っているカードで支払おうとした。が、これが受け付けられない。おそらく、利用額の上限が低く設定されているのだろう。カード会社のウェブサイトで利用可能額を調べようとしたが、このカードはそのようなサービスに対応してない、とのこと。うむ、前からうすうす感づいてはいたが、このカード会社は使えんな。セディナCFカード。仕方がないのでカンパニーカードを使おうとしたが、認証のところで入力させられる利用限度額が間違っているらしく、これも受け付けられない。こうなったら仕方がない、また月末に利用限度額に達して使えなくなるのを覚悟の上で、いつものカードで決済する。ところが今度は、カード会社の本人確認画面で必要な情報を入力し、認証をしようとするところで反応が無くなってしまった。数分待っても先に進まないのであきらめて、今度は直接ANAのチケットカウンターへ行く。窓口のおねいさんに事情を説明し、確認してもらうと予約はできているが発券はまだできていない(つまり決済ができていない)とのこと。ではここで発券してください、というと、窓口で発券すると手数料がかかってしまいます… と、予約センターに電話してあれこれ話をしている。で、先方と話をつけてくれたらしく、こういう事情であるので手数料は結構です、ということで無事に発券できた。個人的に前から好感度が高かったが、やはりANAは素晴らしい。おねいさんどうもありがとう。
ということであらためて大韓航空のカウンターへ。余裕だぜ、と思っていたがタイムリミットの10:50に対してすでに10:30だ。大韓航空のおにーちゃんに帰りフライトを確認してもらい、やっとのことで次に進めるようになった。1時間早く来てちょうどよかったぐらいだ。
大韓航空は、4年前にバルセロナからの帰りにKLMのフライトが遅延し乗り継ぎ便が行ってしまったため代替便として乗って以来だ。そんな事情なのであまりイメージは良くなかったが、機内の設備やサービス自体は決して悪くない。仁川空港での4時間待ちがちょっとうんざり、というぐらいなものだ。
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なんとか無事にレドモンドへ戻り、3時間ほども昼寝してしまった。今夜はちゃんと眠れるだろうか。