先日、『初心者のためのブルース・ギターハンドブック』という本にサンプルとして取り上げられている曲について書いたが、あらためて確認してみたところ、そのほとんどが記憶違いであったことが発覚したのでここにお詫びと訂正を。
- 作者: 浦田泰宏
- 出版社/メーカー: シンコーミュージック
- 発売日: 1998/12/10
- メディア: 楽譜
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しかしながらこの中で実際に同書で紹介されていたのは"Couldn't Stand The Weather"のみであり、他はレッド・ツェッペリンの"You Shook Me" ("Led Zeppelin I")、クリームの"Outside Woman Blues" ("Disraeli Gears")、シンデレラの"Long Cold Winter" ("Long Cold Winter")、そしてデイヴィッド・リー・ロスの"Tobacco Road" ("Eat'em And Smile")だった。
全然違うがな。ああごめんなさいごめんなさい。そもそもジョニー・ウィンターなんて影も形も無いし。ただそれでもなお『初心者のためのブルース・ギターハンドブック』なのに、この選曲には疑問を感じざるを得ない。例えば、"The Blues Guitar Training"という本(どうやらもう廃盤らしい)では、
- Dust My Broom (Elmore James)
- T-Bone Shuffle (T-Bone Walker)
- Call It Stormy Monday But Thursday Is Just As Bad (T-Bone Walker)
- Rollin' & Tumblin' (Muddy Waters)
- Let Me Love You Baby (Stevie Ray Vaughan)
- Oh, Pretty Woman (Gary Moore)
- Born Under A Bad Sign (Albert King)
- Crossroads (Eric Clapton)
なんていうラインアップになっている。まさに王道じゃないか。ここにゲイリー・ムーアが入っているので、『ハンドブック』の方と混同して"Still Got The Blues"があったと勘違いしていたのだろうな。ちなみにこの"Crossroads"は、クリームではなくてデレク・アンド・ドミノスのライブ(たぶん”In Concert"から)バージョンだったりするのがなかなか憎い。
本棚を漁ると他にも、『アーレン・ロスによる ブルース・ギター入門』なんていうのもあった(こちらも現在は入手不可能)。こちらは原曲をコピーするというよりは簡素化した練習曲で、それでも取り上げられているのはロバート・ジョンソン他のよりトラディショナルなブルーズ。こちらも正統派といえよう。
それにしてもこんなにあれこれと教則本やら何やら買い込んでいたわりには、俺様のギターはちーとも上手くなっていない、というところが一番問題なのだな。