野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

食べて、歩いて、酒飲んで

京都一周トレイルというのがある。あれ一度行ってみたいなと思っていたのだ。

ということで体育の日に、東山ルートを蹴上から大文字山を経て鹿ヶ谷へ抜け、北白川まで。

お気楽なハイキングとガチ登山の中間ぐらい、といったところか。蹴上から入って割とすぐの辺り、けっこうキツい。まあでも、アップダウンがキツすぎなければ、トレイルを歩くのはなかなか気分の良いもんですな。

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しばらく雨は降ってなかったはずなのに、大文字山から鹿ヶ谷へ降りて行くあたり、妙に地面がびちゃびちゃだな、と思ったら、この辺は水が湧き出しとるんですな。

で、滝になる、と。

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蹴上から北白川まで、約8km。3時間ほどで踏破できた。

ところで、とりあえずのゴールを北白川にしたのには理由がある。

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まあ、こういうことですよ。久しぶりに訪れた麻婆豆腐の聖地。いやあ相変わらず美味かった。ここに来るたび、麻婆豆腐以外のメニューにも激しく心惹かれるのだが、「せっかく北白川くんだりまで来たのだから」と、結局いつも麻婆豆腐を選んでしまうのだ。

麻婆豆腐を貪ったら、叡電と京阪を乗り継いで伏見へ。午後は伏見へ行く。というざっくりとしたプランしか無かったのだが、10月とは思えない日中の暑さに、ここはとりあえずビール。ということは黄桜カッパカントリーですな。黄桜が作っている地ビール、京都麦酒のケルシュとアルトの生ビールが飲める。ふむ、どっちにしようか、とタップの前で少し悩んでいると、店のおばちゃんが、「こっちがケルシュ、こっちがアルトです」と説明してくれた。いやどうもご親切にありがとうございます。でも、こう見えてわたくし、いちおう字を読めるんですのよ。できればどんな味か、てのを簡単に説明してくれたら良かったんですけどねえ。

さてウォーミングアップも完了したし、そろそろ本気出すか、てんで商店街にある「油長」へ。ここで利き酒3種セットですな。

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そしてさらに、藤岡酒造へ。

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利き酒コーナー満席やがな…

しばらく待って、わたくしは蒼空の特別純米生原酒・短棹渡船、てえのをいただきましたですよ。

藤岡酒造を出るころには少し日が傾きかけている。ちょいと小腹も空いてきた。ここはベタに鳥せゑでも行っとくか、と歩いている途中で見つけた「三献」なる店がどうも引っかかる。鳥せゑをやめてこっちに行くことにした。

日本酒は三重の地酒を多く揃えている。伏見にいながらなぜそのようなラインアップなのか、と聞いてみると、特に深い意味は無いのだとか。 なんでやねん。

まあとにかくそんな感じで、本日のハイライトはやはりクエのかぶと焼きか。

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んなもん初めて見たわ。あーびっくりした。

じゃぼちぼち帰りますか、といってもまだ午後8時前。帰宅したのは9時過ぎだったか。いやあ長い一日だった。とにかくあれこれ満喫した。

次回は伏見稲荷から上がって蹴上に降りてくる、てなコースが良いかな。三条京阪あたりで昼酒の飲める店でも探しておこう。