野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

右手をごらんください

本日は東京方面に出張だったわけですが。
新幹線を予約するときに、どの席を選ぶかというのは人それぞれ好みとかこだわりがあるんではないかと思う。わたくしの場合、まずはコンセントのあるN700系の窓側席。そして下りであれば万が一寝落ちしても安全なのぞみ200号台。上りだとさほど重要ではないが、新大阪始発で時間より早めに乗れることもあるので、やはり200号台を選びがちだ。基本的にはこれだけ。あとは窓側というと、A席とE席のどちらを選ぶのか、という問題がある。上りで人気なのは圧倒的にE席だ。晴れていれば富士山がきれいに見えるからだろう。わたくしもその魅力を否定はしない。が、何がなんでも、というほどでもない。そもそも空いてないことが多い、というのもあるが、富士山といってもまあ一瞬のことだし、天気が良くないと見えないし、そのあたりでは寝てることもあるし、隣に誰か座っていると何となく鬱陶しいし。というような理由で、A席を選ぶことも多い。B席はみんな嫌がるので、隣が空くことが多いから。
富士山云々の話をすると、実はA席でもほんの一瞬だけ富士山が見えるポイントがあるのだ、という話を先日聞いた。そんなことがあるはずがなかろう、と思ったが、地図をよく見ると確かに、東海道本線の安倍川駅のあたりでは、線路がまっすぐ南北に走っている。
https://maps.google.com?q=34.934373,138.362990&hl=ja-JP&gl=jp
なるほど、少なくとも理屈の上では、ここを走るときに、右前方に富士山が見えても良さそうだ。
そこで今回はそれを検証してみることにした。
浜松を過ぎたあたりから、Googleマップと外の景色を睨みながら、リアルタイムで現在地の把握に努める。そしていよいよ問題の地点に差し掛かったとき。
おお、確かに見えた!

うむ、これではちーともわかりませんな…
ちょっと拡大してコントラストも上げてみよう。

うーん、もうちょっと天気が良くないとな。
まあアレだ、富士山を見たいのなら、やはりE席を予約することをお勧めする。すぐに埋まるからお早めにどうぞ。