野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

シャリが無ければ刺身を食べれば良いのよ

わたくしがいつもお世話になっている、千里丘駅前の「一蔵」がめでたく開店一周年を迎えた。その記念イベントとして、元寿司職人である店主が寿司を握る「すし蔵」が行われた。そりゃ当然行くよねってなわけで、夕方6時過ぎぐらいにお邪魔したわけですよ。どうやら少し前までけっこうな客の入りであったようだが(開始は午後3時だった)、それが一段落した、というような雰囲気。なんとか2名潜り込むことができた。
とりあえずは山芋の醤油漬けをアテにフラミンゴオレンジのハイボールを飲みつつ、にぎり盛り合わせができるのを待つ。
一瞬にして無くなったフラミンゴオレンジの後、一発目は仙禽 線香花火で行ってみよう。

いやこれ、さわやかな酸味がたまりませんですな!デザインも美しいし。
などと言っているうちに握り盛り合わせが出来上がってまいりまして。

いやー美味い。こりゃ美味いわ。一蔵さん、普段のメニューでもたまに握りやってるけど、だいたいその時にフィーチャーしているネタ一種類だけ。それがこんだけあれこれ食べられるってのは、この特別イベントならでは、ですわね。
じゃー次は間違いのないところで、大黒正宗行ってみようか。

ぶふ。
ここで問題が発生した。なんと、シャリが無くなってしまったそうな。
つまり、もう握りは無い、と…
(後で現れたかどや酒店さんが、「すし蔵ですしが無くなってしもたら、それただの蔵(ぞう)やないか!」と突っ込んでいた)
でも大丈夫、まだ鯖の棒寿司は残っている!

とはいうものの、わたくしどもが注文したこれが、最後であったらしい。
まあアレだ、シャリは無いけどネタはあるから、そいつをアテに飲めるってわけだ。
てことで、十ロ万。

もう寿司が握れない、ということは逆に少しばかり余裕が出てきたということでもあるわけで、イベントのために封印されていた酒燗器を稼働してもらい、不老泉を燗にて。これを、握りの残りネタであるカニみそなんかでいてこますわけですな。たまりまへんなあ。
とかいうてあんた、何気によう飲んでますがな。
てなわけでこの辺にて失礼。ごちそうさんでした!