野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

京都市バスって運転荒いよね

今年も9月の第1土曜日は法然院で、mama! milkの「ときのあとさき」ですな。

南田町のバス停で降りてしばらく歩き、法然院に着くころにはけっこう汗だく、ということが多いのだけど今回はそんなこともなく、例年よりもやっぱり今年は少し涼しい気がする。

f:id:neubauten:20170903112301j:image

開演前にふるまわれるお茶をいただきつつ、まったりと過ごすのもまたよし。

f:id:neubauten:20170903112323j:image

日没を挟んで二部に分かれた演奏の、前半にはずっと周囲で蝉が鳴いているのだが、後半になってふと気づけば、それはもう虫の声に替わっている。そしてずっと、規則正しく鳴る鹿おどし。いつも思うのだけど、こういう環境音もmama! milkの音楽の一部なのだな。演奏される曲はいつもだいたい同じ。でもアレンジは毎回違うし、コントロールできない環境音と一体となって、予測も再現もできないものになる。まさかコントラバスの指板に虫がとまるなんてことを誰が予測しただろう。いや予測できるかな。後半はいつも、暗闇の中で一部だけ明るいもんだから、やたらと虫が寄ってくるのよな。でもまあお寺ですから、無益な殺生をせずそのまま演奏すると。

この「ときのあとさき」の空間演出をしている筆谷さんが、ベルギーに行ってしまうのだそうで、来年はこのライブを開催することができないのだとか。今年が最後とかいわず、戻って来られたらまた是非やっていただきたいものだ。

 

ライブのあとは木屋町の内儀屋さんにてビールでぷしゅー、っと。

トウモロコシのかき揚げが美味しゅうございました。

f:id:neubauten:20170903112340j:image

そしてさらに四条河原町へ行き、かねてから懸案となっていた日本酒バーへ。いやもう聞きしにまさる素晴らしさ、そしてグダグダさ。これは中毒性がありますな。気づけばもう終電近い。慌てて帰ったのでありました。

というわけで、晩夏の京都を満喫してまいりました。おほほ。

298円でも安いと思うけどね

いやあ9月になってしもたやないの。びっくりしまっせ正味のハナシ。
えらいもんでここ数日、朝晩が涼しくなってきましたですね。
2ヶ月ぶりぐらいに会社から堺東駅前まで歩いたけども、ほとんど汗もかかず。いやあなんとも嬉しいもんです。そんな夜にいわゆるところの懇親会などあり、安くあげようってんで鳥貴族で飲んでまして。鳥貴族といえばあらゆるアイテムが280円均一、という業態(ってのも大げさか)の嚆矢で、いまやそれをパクった店があちこちにあるわけだが、これがなんと、10月から298円になってしまうのだそうで。エラいことですなあ。
人気店であるし金曜の夜だってんで2時間一本勝負、18時半にスタートしたので20時半に追い出された。でまあとりあえず解散となったわけだが、北へ帰るわたくしは、単身で久しぶりに兎我野町界隈に乗り込んだ。

ロゼ、のち赤、という感じで。
そして茨木まで帰ってきたのだが、どうも方角が悪いので少しばかり方違えしてさらに焼酎を2杯。
まあ今日のところはこれくらいで勘弁しといたろ。すっかり泥酔ですわ。やっぱり涼しい夜ってのは良いですねえ。

大使館で銃撃戦なんて国際問題ですぜ

なんだかんだど文句つけながら、結局シリーズ最終作の『アンフェアthe end』まで観てしまったわけでね。

いやもう、無茶苦茶ですわな。主要な登場人物が半分も生き残ってないってそれ、タランティーノ映画ですやん。一方で、死んだと思った(実はあんまり思ってないけど)人物が生きてたりするし。
まあ面白いんだけどもね。ちょいと話が入り組みすぎてて簡単には理解できない。というか必要な情報が全部は出てこないから、普通は理解できないようになっている。いったん本編が終わった後に改めて、物語のキーになるポイントの謎解き編があり、それを見て初めて、あーそーいうことですか、と理解できるという仕掛けだ。そうかと思うと安モンの刑事ドラマみたいに無駄なアクション満載だったりね。
というわけで、そのうち原作も読んでみようかな、なんて思ったりしている。

歩く男を撮る男

東京での仕事は午前中で終わり。夕方に歯医者の予約を入れてしまっているので、かなり早めに帰らねばならない。まあ15時ぐらいの新幹線で帰るか。

てことで昼過ぎまでオフィスで仕事して、ほなさいなら、と。

でもまあとりあえず昼メシは食べねばなるまい、と適当にその辺をうろうろして見つけた中華屋に入った。日替わり定食が豚の角煮ですと?

 f:id:neubauten:20170831224600j:image

いやーこれは美味かった。麻婆豆腐はまあ、おまけみたいなもんなんで、こんなところかなと思うけど。角煮が美味いよね角煮。

店内で中国語が飛び交う、本格中華でございました。

さてここから六本木へ向かう。ドサクサに紛れて国立新美術館で開催中のジャコメッティ展に行くのだ。会期は9/4までなので、ここを逃してしまうともうチャンスがないのだ。てかなんで大阪に来ないんだコノヤロ。

 f:id:neubauten:20170831224620j:image

今回の展示会はサン=ポール・ド・ヴァンスのマーグ財団美術館のコレクションが中心であるらしい。今までまとまった数のジャコメッティ作品を観たのはチューリヒ美術館ぐらいだったので、初めて観る作品が多数。あんな「マッチ箱に入ってしまう」ような極小の彫刻作品もあったのな。そして「ヴェネツィアの女」は圧巻だ。「猫」はクレーの「嗅ぎつけた獣」にどことなく似てるな…

時間があまりなく、かなり駆け足でだったが、なかなか楽しめた。

 f:id:neubauten:20170831224712j:image

こういうのはやっぱり、多少無理をしてでも、行ける時に行っとかないとね。

ディープ大井町探索

宇都宮に出張てことで朝から新幹線に乗って東京へ行き、そこでさらに東北新幹線に乗り換えようとしたら、遅れが出ていると。早朝に隣の三代目がミサイルを発射した、てんでJアラートなんてものが発動し、しばらく電車を止めていたらしい。成層圏をはるかに超えた地上550km、しかも日本の上空ですらないところをミサイルが飛んで行ったからって、電車止めてどうするつもりよ?馬鹿じゃないのホントに。まあ東北新幹線が遅れていたおかげで、本来乗れなかったはずの10:00発やまびこ133号に乗れたんだけどもさ。

で翌日も東京で仕事があるので本日は東京泊。いつものヴィアイン大井町だ。というわけで大井町の一角という焼鳥屋で一杯。安くて美味いのだ。そしてここのハイボール、けっこう濃いめなんよな。で、さらに臚雷亭なる中華の立ち飲み屋へ。ここもまたなかなかスゴい。ここはサワーですな。

f:id:neubauten:20170831082016j:image

それからThe Chevyてバーにてモヒート飲んでボウモア飲んで仕上げ。いやーエエ感じでした。大井町はナイス。現地ガイド付きだと心強い。

いやーもっと開拓したいわ、大井町

アゴのことはもういいですから

日曜日の昼に食べたおろし納豆そば、美味しゅうございました。

単身赴任中にも時々作って食べてたけど、ミョウガは入れてなかったのよな。一応、宇和島屋で売られてはいたけど、どうもちょっと手が出にくくて。そもそも、ミョウガを食べるのって日本だけなんだそうですな。

ところで、歯医者で処方された眠剤を服用したら、やっぱり眠い。
一応朝は起きられるが、通勤中妙に眠い。昼間もなんだか眠い。「お酒は強いですか」と聞かれて、ついうっかり「ええ、まあまあです」てな返事をしてしまったために、強めの薬にされてしまったのだ。冷静に考えれば、アホみたいな飲み方をするというだけの話で、わたくし別に強くはないのだった。
まああんな薬、律儀に服用しなくても、適当に飲んだふりしときゃ良いのだけど、なんとなくね…
それにしてもホント、いつになったら虫歯の治療してくれるんだろう。

ノンストップ・サスペンス茶番劇

先日『天使と悪魔』の録画を観ていたら、また寝落ちしてしまった。わりと最近観たばかりだったのでそんなに身を入れて観ようとはしていなかったとはいえ、なぜあんな面白い映画で寝落ちしてしまうのか。『アンフェア the movie』は酔っていたにも関わらず最後まで観通したというのに。
などと、まるで『アンフェア』がしょうもない映画であるかのような言い草だが、まあ正直をいうとやはりそのように思っていたのだから仕方ない。
などとディスりつつ、続編の『アンフェア the answer』を観たら、これがあんた存外面白いの。

羊たちの沈黙』をちょっとパクりましたか?という感じはかなりあるのだけども、ずいぶんとひねりを加えていて、誰の言っていることが本当で、誰が誰とグルなのかよくわからない。そして最後はもう、あれまそう来ましたか、と。良くできた話だと思うが、無駄にパトカーを爆発させたり、行き先が変更になったからって必要以上に派手なUターンをかますなんてのは、かなり馬鹿っぽいですよ。西部警察じゃないんだからさ。
それにしてもアレだ、超重要な機密データが入っているという点もさることながら、出どころの良くわからないUSBメモリにアクセスするのに、ネットワークにつながったPCを使うなんてのはちょいと無防備すぎると思いますよ。