野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

雨の10月10日

 10月10日は国民の祝日、体育の日です。この日は京都教育大学に、「五大戦」を見に行きました。五大戦というのは、京都、大阪、神戸、大阪教育、京都教育という京阪神の5つの国立大学が参加して行われる、体操の試合です。比較的オフィシャル度が低く、割とのどかな雰囲気の試合でした。どっちかというとメインは試合後の打ち上げ(五大学合同での大宴会)、という感じのね。生で体操の試合を見るのはすいぶん久しぶりですが、やっぱり面白いですね。ときどき「危なっ」とビビらされるのも体操ならでは。僕も現役のときは、ずいぶん周りをビビらせたもんです。自慢にゃならんけど。なんか、20年ぐらい前に比べると、レベルが上がってるなぁと思いました。あんまりこう、不細工な事をするヤツっていうのがいなくて、みんなそれなりに体操っぽいんですな。20年とかいうと、いつの話をしとんねんジジイ、てなもんですが。ただ、僕より何年も上のOBの方でも、いまだに現役生に交じって試合に出ておられるというのがまた驚きです。多分50歳ぐらいのはずなんですが…
 たまたま今朝ラジオのニュースで、体操の採点規則が来年から改正される、と言ってました。なんと点数の上限が無くなるとか。といってもいきなり100点とか200点がでてくるわけではないと思うけど。多分、素点があってそれに価値点をプラスし、そこから減点していくという今の方式はそう変わらなくて、価値点を足していったときに10点で終わり、というのをやめるだけの事なんでしょうね。ということはとにかく難度の高い(価値の高い)技をたくさん、失敗せずにかつ美しくやったヤツが高得点をとれるということになります。そうなると、一発勝負の跳馬や時間制限のある床運動なんかはあまり変化はないんだろうけど、吊り輪で静止系の力技を10個ぐらい披露するヤツとか、鉄棒で離れ技を20個ぐらいいれてくるヤツとか、いつまで経っても鞍馬から降りてこないヤツとか、まー色々出てきそうで、それはそれで面白いかもしれませんね。ちょっと楽しみかも。